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『一体何があったの？』
ハーマイオニーは暗い顔で私に今日あった出来事を話した。
シリウス・ブラックが現れたこと、ロンのネズミのスキャバーズがネズミではなくピーター・ペティグリューであり、ハリーの両親を売った張本人であること。
そして…冤罪でアズガバンにいたシリウス・ブラックがディメンターに捕まってしまったこと。
「…殺すよりももっと酷い処罰よ、魂を吸い取られてしまうの」
ハーマイオニーの話をじっと聞いていると突然医務室のドアが開く。入ってきたのはダンブルドア先生で、先生が入ってくるなりハリーとハーマイオニーは先生に訴えた。
「スキャバーズがやったんです」
聞く耳を持たない先生にロンが言った。先生はやっと口を開き、なんじゃと？と驚いた様子を見せた。
「僕のネズミです。本当はネズミじゃなくて…元々はパーシーので、パーシーがフクロウを貰ったから…」
終わらないロンの説明にハーマイオニーが遮り、再び無実を訴えた。
「子供の言葉はたとえ真実でも役に立たぬ。聞くことを忘れた者にはな。…時間とは不思議なものじゃ。強力じゃ、いたずらに使えば…危険が伴う」
鐘の音が静かな部屋中に響く。
ダンブルドアは、この鐘がなるまでに帰るのじゃ、と言い残して医務室を出ていった。
「貴方は歩けないから置いてくわね」
ハーマイオニーはロンにそう言って、ハリーと私と自身の首に逆転時計を下げて回す。
つかの間の時の流れが終わりハリーが戸惑っていると、ハーマイオニーは私達の手を引いて走り出した。
「私達は…まだ出てこないわ」
沢山のかぼちゃの裏でハーマイオニーは言う。
もうすぐそこにダンブルドア先生達が来ているというのに、私達が気付く気配は無い。
ハーマイオニーは石のようなものを掴んでハリーに渡した。
「誰かに投げるのよ、早く！」
ハリーは戸惑いながら石を思いっきり投げた。しかし当たったのは小瓶で中にいる私達は外の様子を気にしない。
ハーマイオニーはものを投げるのが下手ね、と呟く。
『私がやるわ』
ハーマイオニーからもう1つ石をもらい、クィディッチで鍛えた集中力で窓際にいたハリーの頭を狙い思いっきり投げる。
『少し力を入れ過ぎたかもしれないわ』
石が手から離れるなりびゅんと風を斬る音がする。私が思わずそう言った次の瞬間、石はハリーの頭に見事にクリーンヒットした。
「強烈ね」
「小さなクアッフルのような痛みの原因が分かったよ」
後頭部を押えながら言うハリーと目をまんまるにしたハーマイオニーにごめん、と謝った。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
