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「試験勉強だ。大した事じゃない」
なんとなく嘘っぽい回答をしたドラコに眉間に皺を寄せながら本当？と聞くとドラコは私の頬をぐいっとつまんだ。
「僕の事が好きなのはよくわかった」
勘違いされている気がして、恥ずかしさから顔がかっと熱くなるのを感じながら咄嗟に彼のおでこを指ではじく。
『話なら聞くわ』
ドラコが私に秘密を作るなんて、長い付き合いの中で初めてと言っても過言じゃない。今までに彼の話は何万回もと聞いたから。
話と言っても、そのほとんどがあいつが気に入らないだのポッターがどうだのくだらない話が9割だけど…
「僕を心配するよりも魔法薬学の試験勉強の方が大事だと思うが？」
『結構刺さるこというのね』
どうせドラコの事だし、くだらない事だろう。私はそう信じて視線を再び手元に下ろした。
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"体調はしっかりしてるか？悪い事には巻き込まれてないか？"
大広間の席に座ってスープを口に入れながら両親の手紙を読む。
兄の死をきっかけに、両親は以前より私の事をこれまでかと気にかけるようになった。手紙の頻度は増え、その文面は私の安全を確認する為のものだ。
…家族が一人減ったんだもの。常にお互いの安全確認がしっかりしていないと私も心配になる。
「A」
突然肩を叩かれてすぐに振り返ると、眉を下げたハーマイオニーが立っていた。
「見て、ハリーの手のひら」
『何？これ』
ハーマイオニーはやめて、と言わんばかりな顔をするハリーの手を掴み私に見せた。その手のひらには、沢山の文字が痛々しく刻まれていた。
「きっとアンブリッジの罰則よ、あり得ないわ」
今すぐダンブルドアに言うべきでしょう？と眉間に皺を寄せながら話し続けるハーマイオニーをちょっと待って、と遮る。
『最近みんなが手のひらを痛そうにしてるのってそう言う事？』
「そうさ、だけどこれは大きくするべき問題じゃないよ」
「いいえ、するべきよ！」
私は軽いため息をついてから口をひらけば口論をし始める二人の肩を掴んで少し離した。テーブルに座って黙ってスープを飲むロンに視線を向ける。
「こんな事で仲間割れが起きるくらいなら、一旦1人になって冷静になれよ」
「ロンあなたね、他人事みたいに…ハリーを今1人にしたら何が起きるか分からないでしょ」
いつも通りの二人の言い争いをぼーっと聞いているとハーマイオニーはすぐに言葉を訂正した。
「…そうよ、ハリーを独りぼっちなんかにしちゃいけないわ。向こうにとってあなた1人の方が都合がいいもの」
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
