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そうしていると階段下のハーマイオニーのクルックシャンクスと私のフロッケが耳で遊び始めた。
「だめよクルックシャンクス！」
みんな小声で必死にクルックシャンクスに言うものの、2匹が遊びを止める気配はない。ついに糸が切れ、耳はフロッケが咥えて持って行った。
「君達のペット最悪だよ」
そうして私たちの盗み聞きタイムはあっけなく終わってしまい、それぞれ部屋へと戻っていった。
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「気をつけるんだ、A」
「手紙を忘れないで」
涙ぐみながら私を強く抱きしめてそう言う両親の背中をぽんぽんと叩く。いつもなら笑顔のお別れが定番だったが、今年はそうもいかない。
不器用に詰められたトランクを持ち、寂しそうな両親に手を振りながら足をすすめる。
列車の入り口に入る直前、上級生が入っていく監督生の車両への入り口を癖でちらっと見てしまったがすぐに中に入った。
兄の為にも気持ちを切り替えて頑張らなくては、と心の中で喝を入れた。
「ついに私たちも監督生なのね」
『本当に…気持ちはまだ2年生なのに』
かたかたと音を鳴らして進む汽車の中で笑いながら私たちは言う。しばらくの沈黙の後、ハーマイオニーが口角を上げて私に聞いた。
「そう言えば、貴方のアレはどうなのよ」
『…アレって？』
少し考えたのちそう答えるとハーマイオニーは眉を下げてため息をついた。そして今度はこれよ、と言わんばかりに自身の右手の親指を立てて指サインをする。
うーんと考えながらハーマイオニーとその指サインを交互に見つめた後、その意味がわかり反射的に視線を下にそらしてしまった。
『てっきり手紙を送ってくるのだと思っていたけれど、来なくて』
大事な事なのに、と付け足して言う。するとハーマイオニーは少しの間考えるそぶりを見せた後すぐに口を開いた。
「まあ…成績が悪い訳ではないし監督生に選ばれてもおかしくないわね」
納得した様な表情を見せながら言うハーマイオニーに私も頷いた。
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列車から降り、ハリーとロンに合流して歩いていていると後ろから話し声が聞こえた。
「魔法省がお前を野放しにするなんてな、今のうちだけだぞ。じきアズカバンにお前の名札がかかる」
「僕に近づくな」
声の主がなんとなくわかったので振り向く。すると足を進めてこちらに肩を並べてきた。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
