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ベット1つの寂しい部屋で重い上体をゆっくり起こす。
あの後すぐ、スプラウト先生が私を思って余分な部屋を私の一人部屋としてくれた。私には時間が必要だと、抱き締めてくれた。
最初はなれなかったが、数日経てば平気だった。
開けっ放しにしていた窓にふと視線を向けると、山盛りになった手紙が開けろと言わんばかりにぱらぱらと風で舞う。
私はベットから足を降ろして手紙を1枚ずつ丁寧に拾う。あれから夜に加え毎朝手紙を送ってくれるハーマイオニーは勿論、普段手紙を書かないロンやハリー、レイブンクローの友人、セドリックの友達、スリザリンからはパンジーやドラコの手紙もあった。
もう何日もたってると言うのに、止まない手紙ラッシュに私は思わず眉を下げて笑う。
なかなか体調が優れず、授業すらまともに出られていないのが原因だと思う。返事は書けていないが、手紙に目を通すと改めてこんな友達を持てた事に幸せを感じる。
''親愛なるAへ
今朝はいつもより早く起きたわ。多分、貴方に早く手紙を書きたくて仕方なかったんだと思う。
今日はダンブルドアが私達を集めるの。今日の集会は少し怖いわ…でも、行かなくちゃ。A、あなたはゆっくり休んでちょうだい。
元気になった貴方に会えるのを楽しみにしているわ。
気持ちを込めて ハーマイオニー''
その手紙に目を通したあと、ドアがこんこんと2回ノックされる。
「…A？」
こちらを伺うように投げかけられた言葉はハンナのものだろう。私は窓際からドアへと足を進めた。
「大丈夫？大丈夫というか…その」
『ハンナ』
少しおどけた言葉に優しくそう返すと、ドア越しでも分かるくらいに彼女が嬉しそうにしているのが分かった。
彼女も手紙を毎朝書いてくれた本人の1人で、酷く私を心配してくれていた。でも、話せていなかったからこうやって声をかけるのは数日ぶり。
『今日の集会にいきたいの… 一緒にどう？』
ハンナは明るい声で勿論よ、と言った。
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大広間に着くと、生徒はみんな席に着いていた。私達は余っている1番後ろの席に座ってダンブルドア先生の言葉を待った。
ダンブルドア先生が話した内容は、非常に重くセドリックの死を無駄にしない思いがよく伝わってきた。
''明日ゴブレットに名前を入れようと思うんだけどどう思う？''
''いいじゃない''
あの時、私がそう答えていなければ彼は助かったのか。あの時、自分の兄が活躍することを誇りに思っていなければ事態をまぬがれたのか。
頭の中でまわり続ける疑問は私を酷く混乱させた。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
