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大きな歓声、会場全体に響き渡るマーチ、何もかもが私を緊張させた。
『大変、私凄く緊張してるわドラコ』
「Aが緊張してどうするんだ」
隣に座るドラコに言われたその言葉に思わず固まる。セドリックが第1の課題の時に言った言葉と全く同じだからだ。
『私のお兄さんみたい』
「本当の事を言っただけだが…」
彼の隣にいると落ち着くのはもしかしたら少し似ているのが原因なのかな、なんて呑気に考えた。
そうしていると、選手が入場してくる。中にはセドリックと父がいて私は手を全力で振った。
「ムーディ先生が三校対抗優勝杯を迷路に隠した。
場所を知っているのは先生だけじゃ。まずMr.ディゴリー、Mr.ポッター同点一位が迷路に入る」
ダンブルドア先生がなんだか話している間、セドリックの隣にいる父が私に向かって手招きをしてきた。会場に降りろってこと？
私は少し困惑したが早く、と口パクで伝えられたのでドラコに待ってて、と伝えて急いで下に降りた。
「よし、これで私の可愛い子供達が揃ったぞ。しっかり見送らないとな」
父が私たちの背中をぽんぽんと叩く。セドリックの顔は緊張が少し溶けたようで明るくなっている。
「助けを求めるときは杖を使って赤い花火を打ち上げるとよい。選手諸君こちらへ」
ダンブルドア先生が何かを選手に伝えてから選手はスタート位置に着く。
「セドリック頑張れ」
「ありがとう」
2人が抱き合っているのに私も飛びつく。
『セドリック、優勝杯を持って戻ってきてね』
「必ずさ」
セドリックはいつものようにそう言って私達を抱きしめた。
フィルチが砲でスタートをきる。私は父と別れ、ドラコが待つ席に戻った。
「始まったはいいが、迷路の中だと応援の仕様がないぞ」
『本当に』
選手たちの動きはここでは確認出来ない。戻ってくるのを待つしかないのだ。
話をしながら待っていると、赤い花火と共にフラーとクラムが帰ってくる。2人は何かと戦ったようで髪も服もぼろぼろだった。
それからしばらくしてもハリーとセドリックが全然戻って来ないので思わず心配する。
「ポッターはまだしも、ディゴリーまで帰ってこないとは何事だ？」
隣のドラコが眉間に皺を寄せて呟いた。周りの人も心配そうにざわざわとしている。
『大丈夫、戻って来るって約束したもの。大丈夫…』
緊張で震える私の手をドラコの手のひらが覆う。閉じられた口からは何も出てこないが彼なりの優しさが伝わってきた。
その次の瞬間、大きな歓声と共に会場の真ん中にハリーとセドリックと思われる人が現れた。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
