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クリスマス休暇も近くなり体が凍える早朝、私はホグワーツのバルコニーの一角にいた。
刺繍の入った黒いマフラーを厚く巻いて白い息をほっとはく。
早起きしてしまって特にやることもないのでこうして柵にぼーっと寄りかかって考え事をしていた。
「随分と早起きじゃないか」
後ろから足音が聞こえて振り返るとドラコがこちらに向かって歩いていた。私が貴方もと言うと先生に用事があったのさ、といった。
「寒い中一体何を考えていたんだ？」
私の隣にきて同じ様に柵によりかかったドラコは、正面を見つめながら言った。私は一瞬うーんと悩む。
『昨日面白い本を読んだのだけれど…印象深かったわ』
彼の横顔を見つめながら言う。ドラコは気付いてないみたいだけど…しばらくしてどんな本？と聞かれたので直ぐに答える。
『ドラコに何か大切なものってある？』
ドラコは少しの間視線をずらして考える素振りを見せた。
「ある」
私はその答えを聞いてなんだか意外だったので少し驚いた。その時、湖の方から吹く冷たい風が頬を包む。
『それってモノ？』
ドラコの顔はずっと正面を見ていたがやっと動かし、私の顔をじっと見つめていや、と呟いた。
「分からない」
結構溜めた割に薄い回答だったので思わず軽く吹いた。するとドラコは真面目だぞ、とわざとらしくむっとした。
『大切なものを探す本』
今度貴方に貸すわ、と言うとドラコは話がかなり飛んだことに追いつかなかったのか一瞬はてなマークを浮かべたがすぐに戻った。
大切なものを探す本と言っても深いものでは無い。動物ただ冒険するってだけの本。
しばらくそうやって話し、甘いパイの香りがしたと思えば中がだんだんと騒がしくなってきた。朝食の時間が来たみたい。
『今日はパイの気分』
「朝にパイは重たくないか？」
私たちは流れに沿って大広間に向かった。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
