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『ドラコ、少し待ってて』
私達は中に入って、ドラコに大広間で待ってもらいすぐに声のした方へと走った。
着いたのは階段。ハーマイオニーはど真ん中で靴を脱ぎ捨て泣いていた。
『ハーマイオニー、一体何が』
「私の事なんか構わないで、大丈夫よ」
そうやって顔を膝に埋めるハーマイオニーを見て、きっとロンと何かあったのだろうとすぐ分かった。
昔から、誰に何を言われてもくじけないハーマイオニーがロンになにか言われた時だけはしくしくとトイレで泣いていたからだ。
「…的外れですって。誘わなかったのはどっちよ！私がクラムに利用されてるとか、年上だとか、デタラメばかり…」
私が隣に座った途端愚痴と本音がぼろぼろと出てくる所も何も変わってない。
私はハーマイオニーの顔をハンカチで拭った。
『ハーマイオニーが楽しんでいるから嫉妬してるだけ。気にする事ないわ、すぐ元にもどる』
そう言いながら廊下の方に目を向けると、クラムが何かを探しているような素振りを見せていた。
きっとハーマイオニーだろう、私は隣で暗い顔をする彼女を肘で小突いてみる。
すると、涙で崩れたハーマイオニーの顔はたちまち明るくなっていった。
『彼の探し物は何だと思う？』
「…本当に貴方が親友でよかったわ、全部ぶち壊しになったと思い込んでたけど…違うみたい」
そういうなり脱ぎ捨てた靴を履き直し、私をぎゅっと抱き締めるハーマイオニーに安心し私達は別れた。
「グレンジャーのやつ、一体何があったんだ？」
さっきよりも落ち着いた大広間でチョコレートをつまみ食いしながらドラコが言った。
『ロンと喧嘩したって。なんか…クラムとハーマイオニーの悪口を言ったらしくて』
私もちょうだい、と続けるとドラコは私の口に皿からつまみとったチョコを運んでから鼻で笑った。
「ウィーズリーなんかに期待したって無駄だってよくわかっただろ。さすが社交界の社の字も知らなさそうなヤツなだけある」
そう言うドラコに言い過ぎ、と軽く睨むと本当のことだろう？と眉を上げた。
確かに、ロンは他の男の人と比べてそう言うのを気にしないと言うかまっさらな感じがあるから否定はできない。
でも何となく…ハーマイオニーはそう言う彼の事が気になってならないのかな、なんて考えた。
そうやってまだチョコレートを食べているドラコの横顔をじっと見ていると、あることに気付いてすぐに彼の口元を親指で拭う。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
