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そんな事を考えた後、私はハーマイオニーの質問に答えた。
『ドラコ』
「アイツもやるわね。Aを捕まえるなんて」
一体どんな手を使ったのかしら、なんて続けるハーマイオニーに私は苦笑する。
必然的に彼と踊らなくては行けない状況になったから、と言うと正直言い訳になるかもしれない。だって…
誘いを断る理由の一つとしてダンスの下手さもあるけれど、心の何処かで彼が誘ってくれるのを信じてたから。自分でもよく分からないけれどこればかりは真実だった。
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人が居なくなった真夜中の談話室。私はスタイル維持と心を整える為にストレッチをしていた。
明日ダンスパーティーを控えているというのに今日の夕食でいつも通りの爆食をしてしまったので、ウエストが入らなかったらどうしよう…と考え込む。
「そんなに眉間に皺を寄せて一体どうしたのさ」
背後からそんな声がしたので私は思わずうわっと驚いた。
声の正体はセドリック。彼の手にはチョコが握られていた。
どうやら私は相当深刻そうな顔をしていたらしく心配だったらしい。とわいえ、私が考えていたのはウエストが入るか入らないかなんていうとてつもなくしょうもない事だ。
…でも、女子なら誰でも考えるでしょう？ダンスパーティーなんてロマンしかないもの。
その事を伝えるとセドリックは笑った。何がおかしいのだろうと思い少しむっとすると、セドリックはチョコを私に薦めてきた。
「この間買ったばかりなんだけど、食べるととても元気が出るんだよ。この間対抗戦の前にも食べたしね」
悪趣味な笑みを浮かべながらストレッチをする私の前にチョコをチラつかせる。
そんな様子を横目で見ると、あることに気付く。
『そのチョコ、子供の頃お父さんがよく買ってきてくれたやつじゃない？』
目をまんまるにしてそういうとセドリックは正解、と言った。
「ホグズミードに行くとつい買っちゃうんだ。なんなら部屋にストックしてる」
セドリックが持っているチョコは私達の思い出の一つ。
仕事帰りの父が買ってきては2人で喜んで食べていた、とても甘くて美味しいチョコ。
私は思わずそのチョコレートに目がくらむ。
「明日の事でクィディッチよりも緊張しているAに１個、特別にあげよう」
そう言ってセドリックはチョコを私の口元に運んだ。
『やっぱりこのチョコレートが1番』
「言うと思ったよ」
冬の少し寒い談話室で子供のように笑った。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
