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それから少し経って、私はもうしっかり踊れるぐらいまでに成長した。
『これでいつ誰に誘われても大丈夫ね』
お誘いを断る理由の一つだった壊滅的なダンスが無くなり、舞踏会が来ることに抵抗が無くなった私は隣に座るドラコにそう言った。
「それはどうかな」
私の言葉に笑いながら返すドラコにどうして？と返すと正面を向いていた体をこちらにずらして口を開いた。
「ダンスというものは相手のペースやリズムに合わせることが何より大事だ。だが難易度が高い、特にAみたいな奴は…」
私は小首を傾げてその先の言葉を待つ。
「僕のペースしか知らないからな」
眉を上げてそういう彼の言葉の意味が分からず一瞬考え込んだが直ぐに分かった。
私はダンスの練習をドラコに頼んだ。つまり私はドラコと踊る時のコツしか掴んでいない。という事は、舞踏会で綺麗に踊るにはドラコと踊る必要があるのだ。
もしかして……最初からドラコはこの事を分かっていて私に教えたのかもしれない
「僕と踊って欲しい」
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「A、ちょっと聞いて欲しいの」
次の日の夕方頃、不機嫌そうな顔をしたハーマイオニーがハッフルパフのテーブルを尋ねてきた。
「ロンったら、私のことを最終手段にしたのよ！私だってずっと待ってたのに…」
別の場所に移動するなりハーマイオニーの口からはぼろぼろと愚痴がこぼれてきた。
話によると明日に舞踏会を控えた今日、ロンが''女の子だったよね''なんて斬新な言葉でハーマイオニーを誘ったそう。
ハーマイオニーからの手紙では、彼女がロンがいつか誘ってくれると思ってクラムのお誘いをずっと保留にしていたという事が書かれていた。
だからこそ辛いんだろうな、と私は思った。
『ロンはきっと鈍いのよ、そういう…ロマンがある事に』
どう表現するか迷い身振り手振りでロマンティックな舞踏会を伝える。ハーマイオニーは納得したようでそうね、といった。
「とりあえずクラムと全力で楽しむわ」
そう言って私にぎゅっと１回ハグした後ハーマイオニーは私の肩をもったまま再び口を開く。
「そういえば、貴方は誰と行くの？」
断る場面は飽きる程見たけれど、と続ける。そういえばハーマイオニーにも言っていなかった。言う場面がなかったからだけど…
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
