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確かに勉強しに来たのはそうだが、正確に言うと気を紛らわす為に来ているようなものだ。私はあー…と呟いてから口を開いた。
『勉強しに来たのは確かにそうだけど、違うわ』
笑いながらそう言うとドラコは不思議そうな顔をしたので急いで考え事、と返す。
「何に」
『…舞踏会？』
「それがどうした」
食い気味で次々と質問されるので一瞬困惑したがうーんと唸ってから直ぐに答えた。
『人には言いずらいのだけど、お世辞にもダンスが得意じゃなくて』
みんな重症って言うの、と続けるとドラコは少し考えた後納得したような表情をする。
『ドラコは踊れる？』
私がそう聞くとドラコはまじかと言わんばかりの顔を私に見せた。
「僕がどこの家から生まれたと思ってるんだ」
私はその言葉に一瞬頭にはてなマークを浮かべたが直ぐに納得した。そういえばマルフォイ家は名家だったのだ。
その後ドラコが続けた話によると、小さい頃から嫌でもパーティーで踊らされたそう。
同じくらいの歳、セドリックと取っ組み合いをしていただろう私は大変そう、と感想した。
ダンス経験が全く無い事をドラコに伝えると、2人で考えた後少しやってみることになった。
『ここ図書室だけど大丈夫なの？バレない？』
「大丈夫だろ、少しぐらい」
少し心配だが私達は席を立ってすぐ近くのある程度広い空白のスペースに立つ。
「手を置け」
『…どこに？』
私の言葉を聞いたドラコは顔に手を当ててだいぶ重症だ、と呟く。そして私の左手を掴んで自身の肩に置き、左手を私の右手に重ねて上に持ち上げた。
「僕が右手をAの腰に当てる、これが基本の形だ」
『なるほど、ありがとう』
「…動きは分かるのか？」
『全く』
その言葉の先を続けなくてもドラコは私の回答を察したようでピシッと固まった。当然、基本の形も分からなかった私がその先を知るはずもないだろう。
「…分かった。僕が特別に教えてやる。ただし」
ただし、と続けたドラコは顔をこちらに近づけ何かを言おうとしていたが顔を戻してまあいい、と言った。
その言葉の先が気になった私は何？と聞くもドラコは笑いながら口を開く。
「それは踊れるようになってからの話だ」
疑問に思ったがとりあえずダンスを教えてくれるという事なのでその疑問は1度放っておくことにした。
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アヤ(プロフ) - ノアさん» ノア様 初コメありがとうございます！大好きなんてとても嬉しいです…(..)♡これからも楽しんでいただける様な面白い作品をお届けできる様頑張らさせて頂きます（ ; ; ） (2023年1月9日 12時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - みぞれさん» みぞれ様コメントありがとうございます！>< 嬉しい限りです。少しずつですが更新頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いいたします（ ; ; ）♡ (2023年1月9日 12時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 初コメ失礼です！ ぱっと見つけておもし読んでいたら面白いし可愛いなどで一気見してしましましたᯅ̈ﾊﾜﾜすっごく面白いです♥️ 最新待ってますっっ!!!!初見で大好きになりましたっっ (2023年1月4日 21時) (レス) @page41 id: 407fe361f0 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - 投稿お疲れ様です。いつも楽しく見させてもらっています。これからも無理せずに頑張ってください^_^ (2023年1月2日 4時) (レス) @page41 id: a2a297a45f (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモット様 コメントありがとうございます⸝⸝ > ̫ < ⸝⸝ 斬新だなんて恐れ多いです！こちらこそ宜しくお願い致します( . .)" (2022年12月1日 23時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2022年11月20日 0時
