my self . Ⅰ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ8)

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やっと振り切ったようで、ロンのネズミが窓にたたきつけられると3人はそそくさと帰った。

そうするとずっと前にカエルを探しに尋ねた女の子がまた顔を覗かせた。
「いったい何やってたの？」

彼女が今見ている景色はきっと地獄絵図。

スキャバーズはロンにしっぽを捕まれぶら下がってるしお菓子は散らばってるし……

「こいつノックアウトされちゃったみたい」
ロンはそう言ってスキャバーズに目を向けた。

「違う、眠っちゃってる」
ロン言葉を正して言葉を続ける。

「2人ともマルフォイに会ったことあるの？」

私はマダムマルキンソンの店でというと、僕もだよハリーが言った。

『あれ、入れ違えたのかな』

「そうみたいだね」

「2人とも同じなのかい？合わなかったのが逆に奇跡だね」

ロンがそう言うと、すぐ暗い表情になって言葉を続けた。

「例のあの人が消えた時、真っ先にこっち側に戻ってきた家族のひとつなんだ。
魔法をかけられたっていったんだって。パパは信じないって言ってた。

マルフォイの父親なら闇の陣営に味方するのに特別な口実入らなかったろうって」

ロンはそこまで喋りおえると、女の子の方を向きやっと話した。

「なんか御用？」

「3人とも急いだ方がいいわ、ローブを着て。私前の方に行って運転手に聞いてきたんだけどもうまもなくつくって。

3人とも喧嘩してたんじゃないでしょうね？まだついてないうちから問題になるわよ！」

ロンはしかめっ面でじゃあ着替えるから出て言って貰えない？というと、

女の子は私を手招きして、こっち空いてるから着替えましょうと言ってくれた。

『2人ともありがとう、後でね』

軽く挨拶して移動した。

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空きのコンパートメントで彼女に話しかけられた。

「さっき、自己紹介あまり出来なかったから改めてハーマイオニー・グレンジャーよ。よろしく」

『私はA・ディゴリー、こちらこそよろしくね』

「ハリーに及ばないけど、列車の人みんなあなたの事を話しているのよ。知ってた？」

ハーマイオニーは着替えながら言った。

『そうなの？知らなかった。ずっとあのコンパートメントにいたからかな』

「イケメンのお兄さんがいるとかそんなものだけれど、どうりであなたが可愛い訳だわ」

ハーマイオニーはそう言って私に微笑む

『ハーマイオニーも可愛いよ』

私がそう返すとハーマイオニーは頬を少しピンク色に染めてありがとう、といった。

__「あと五分でホグワーツに到着致します。荷物は別で学校に届けますので車内に置いていってください。」__

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