人間買収【浦.島.坂.田.船.】

買収40 ページ42

屋敷につけばゾンビと貴族がいて、腕に抱えている赤子を見て目を見開いた。

し「食料、？やないよな、、、」

じー、と赤子を見つめたゾンビは赤子の手を掴んだ。

し「柔らか、、、」

すぐに潰れそう、と言ったゾンビ。

せ「初めて見た、、」

二人も初めて見る人間の赤子に興味津々のようだ。

う「、、、こいつのこと育てたいんだけど、」

なんでそう思ったのか、どうしてそう口にしたのか、悪魔はわからなかった。

何故かわからないけど、育てなきゃいけないような気がした。

し「いいんやない？」

ゾンビも貴族も、そして賢者も頷いた。

少しホッとしている自分がいた。

"真矢"

四人は人間の赤子にそう名付けた。

自分の真を貫く矢になれ、という意味を込めて。

人間は脆く傷から菌が感染したり、

病気にかかったり、

この世界では他のやつに狙われたりで育てるのはとても大変だった。

少しずつ大きくなる人間に悪魔たちは感心した。

人間って、こんななんだって。

このときから人は売ってたし、孕ませてた。

まやには店の手伝いもさせてた。

言うことを聞かない人間には強調させたり、お仕置きさせたり。

同族にさせるのは気が引けたが、本人は気にしていなかったため、

悪魔たちも気にしていなかった。

売り物の人間たちから見れば悪魔たちやまやは恐怖の対象となっていた。

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