人間買収【浦.島.坂.田.船.】

買収26 ページ27

A サイド

あのあと悪魔がゾンビを叱って一件落着(？)

ゾンビはあんまり納得してなかったが悪魔が「体がそのままなのとセンラに謝るのどっちがいい？」と言って謝らせた。

悪魔だなぁ、、、()

さ「よかった、、、」

手元に戻ってきた魔導書を抱きしめて安堵している賢者。

『賢者さん、すみません。

私が勝手に持ちだしてしまったせいで、、
』

謝った私を見て賢者はキョトンとした。

さ「いや、気にしてへんけど

無事に戻ってきたし、、」

ボソボソと喋る賢者に少し首をかしげる。

なんか、よそよそしくなってる？

『その魔導書、悪魔さんにもらったんですか？』

無言が苦手なため話を振ると彼は首を立てに降った。

さ「うらさんは迷子の俺を拾ってくれたんよ

ちっちゃいときから一緒やったからもらったもんは全部部屋に飾ってある

その中でもお気に入りなんがこの魔導書やねん」

迷子ってことは親がいるってことだよね、？

勝手に引き取ってよかったのだろうか、、

さ「うらさんはいろんなことを教えてくれたんよ

この世界のこととか、人間界のことも

でも、うらさんが天使だったときのことは絶対に教えてくれへん」

天使？？

『えっ、悪魔さんって天使だったんですか？』

そう言うと賢者はえっ？っていう顔をした。

さ「悪魔が最初から悪魔やとでも思ってたん?

天使から堕天使、そして悪魔になるんよ

でも、うらさんは堕天使にならず天使から悪魔になった

その理由は教えてくれへん」

天使から堕天使、、、そして悪魔、、、。

さ「うらさんは、う「余計なこと言ってんじゃねぇよ」、、、、。」

悪魔のしっぽは不快そうにユラユラと揺れていて実際に悪魔は機嫌が悪そうだ。

う「また罰を与えられたいのか？」

手から緑色の炎をだした悪魔は眉をひそめた。

さ「それは勘弁、、、」

苦笑いをした賢者はスタスタと歩いて何処かに行ってしまった。

ん、？また悪魔さんと二人きりっすか？？

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