世界で一番【あほの坂田】

世界で5 ページ6

A サイド

授業も終わり、今は昼休み。

この学校は基本学食だが、毒を盛られる可能性があるため坂田とセンラは弁当だ。

せ「おぉ〜、相変わらずAさんの作ったお弁当美味しそうやねぇ〜」

弁当箱の蓋を開けると目をキラキラさせて覗いていた。

『いえ、恐れ多いです』

さ「僕のやからな！センラにはやらん！！」

バッ、と弁当箱を手のうちに隠していう坂田。

せ「志麻くんのがあるのでいいですぅ〜」

挑発的な言い方をして弁当箱の蓋を取るセンラ。

『志麻、料理の腕上げたな』

弁当箱の中身を見て少し感心した。

し「まぁ、美味しいもんご主人には食べてほしいしな〜、色々と調べて練習した」

志麻くんｯｯ、、、！と感動しているセンラは坂田にドヤ顔していた。

さ「うぐぅ、Aは!?僕のために練習した!?」

バンッ、と机を叩いて私の方を見る坂田。

面倒くさい。

『いえ、私は家で元々手伝いをしていたため料理は人並みにできてましたし練習はしていません』

手伝いというよりやらされてた、の方が正しいかもだけど。

さ「えぇ〜!!」

ガーン！という効果音が付きそうなほど落ち込んでいる坂田。

そんなに落ち込むのか、、。

このままだと面倒くさいな。

『まぁ、工夫しようと調べたりはしましたけど』

そう言うとバッ、と起きやがってキラキラと眩しい太陽のような笑顔でこっちを見てきた。

さ「そうなん!?えへへ、そうか〜！」

喜びすぎでしょ。

せ「単純」

さ「うるせぇ！」

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