探偵チームKZ事件ノートsummer vacation

バースデーボーイ ページ22

黒木Side
今日はなんか最悪の誕生日と最高の誕生日が混ざりあったような感じだ。
若武の行動を誰かが見張る必要があるな。
じゃないと姫が悲しむことになる。
それだけはなんとしても絶対に避けたい。
でもチームの雰囲気は段々と良くなってきているから良かった。
姫からもらった時計はこれからもずっとつけておこうと思った。
なんか、近くにいてくれてる感じですごい安心するな。
これで感情に任せることも少なくなりそうだな。
俺の中で一番好きな曲が流れた。
顔を上げると上杉が流してくれたらしい。
〜主人公は僕と君で動き出していくstory

懐かしいな。
上杉にありがとうという意味を込めて視線を合わせた。
クス。反応が可愛い。
アーヤも知ってる曲だったらしく、メンバーの中で知らなかったのは若武だったらしく1人ふてくされてる。
他のメンバーは知ってる様子だった。
アーヤを見ていると安心する。
これからの関係も大切にしていきたい。
何があっても、姫の笑顔を守るのは騎士(ナイト)の俺だけだからな。
他のやつには取られたくない。


熱い決意。


きっとこれからもこのチームで過ごしていくことによっていろんな問題が起きるだろうけどメンバーと居たいっていう気持ちさえあれば何事でも解決できると俺は信じている。

今までであった人たちは、数え切れないほどいるけどこんな毛一緒にいて居心地がいいと思えた仲間に出会えて本当に良かったって思う。
生まれ方は最悪だったけど今となっては感謝しかない。
こんな素敵な仲間に出会えたことに対しても。
自分の不幸に溺れることもあったし自分を抑えることができなかったこともあったけど、それでも今の自分があると思うとこれから先どんなに大変でも投げ出したくなってもここに来れば仲間がいていつでも俺を受け入れてくれると思うと安心できた…
このチームを作ってくれた若武にも少しは感謝しないとだな。
そもそも若武の自転車が無くならなければただ特別クラスで顔を合わせるメンバーで終わっててこんな感情になることもなかったんだな…とおもったらアーヤを特別クラスに勧めた江崎先生？だっけ。にも感謝だな…
偶然と偶然が重なり合っていたのチームができて成り立っている。
てか最初にあった時は俺がアーヤをナンパしたときか。
思い出し笑いを少ししてたら不思議そうな顔をして見られていた。

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