勇気 ページ14
「自由時間だ〜」
朝が来て、起きて、他愛ない話してたら看守が来た
1人ずつ房から出す
「俺はここにいる」
あるにあが房から出ようとせずに言った
「なんでだよ。広場行こうぜ？」
アムムがあるにあをさそっても
「行かない」
の一点張りだ
なんで行かないんだろ
まるで日の当たる場所を避けているみたい
「じゃぁ、ラムザとアムムとタップだけ自由時間な」
広場に移動した
〜
静かになった
広場なんて行きたくない
だって......
ガチャ
ドアが開いてジャンクが立ってた
「どしたの。看守」
「暇だろ？ 刑務作業の準備手伝ってもらおうと思って」
「いいよ。」
準備と言っても刑務作業室に材料を搬入するだけだった
「あるにあ。お前は脱獄しようなんて思わないのか？」
作業中、ジャンクが話しかけてきた
「看守が囚人になんてこと聞いてんの......」
「今は看守じゃなくて、一個人として聞いた」
「思わないよ。そんなこと」
「でも、ラムザさんに誘われてただろ」
「逆に聞くけど、脱獄して欲しいの？」
「あぁ。」
予想外だ
なんで......
「冤罪で捕まって落ち込んでるよりは、そのぐらいの勢いがあった方がいい」
落ち込んでる訳じゃないんだけどな......
「ジャンク。俺はどうすべきだ？」
「なにが？」
「本当のことを話した方がいいかな」
やばい
声が震えた
「無理に話すことはないとおもう。けど......」
「けど？」
「いつかは話して欲しい。」
本当のこと
それは......
俺が＿＿＿の息子だということ
それによってもしかしたら、みんなが×されるかもしれないということ
「ジャンク。」
「なんだ」
「今日の刑務作業が終わったら、話すよ」
「分かった」
震える右手を押さえる
やっぱり、怖い
「どんなことでも、受け入れるから」
暖かいその一言に深い意味はなかったのかもしれない
でも、その一言で俺はその時、"勇気"をもらったのだ
「ジャンク」
「ん？」
「ありがと」
「おぉ」
作業が終わって、房に戻る
「じゃ、ラムザさんたち連れてくるから」
「うん」
不思議と満たされた気分
ラムザさんたちが騒いでもうるさいと思わなかった
きっと、運命の歯車はここから動き出したのだろう
そして、今日という日が終わる時、俺は今までの自分を馬鹿馬鹿しく思うだろう
なぜなら、この日、俺は大切な宝物を見つけることができたのだから
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美味しいみかん(プロフ) - ラムゾーの勘.....( ﾟ□ﾟ) (2017年10月20日 22時) (
レス) id: 0a0e3eaedc (このIDを非表示/違反報告)
真衣(真梨)(プロフ) - 美味しいみかんさん» !?(･_･;? さ、最高ですか!? ちょっと過大評価しすぎですよみかんさん!! でも、とても嬉しいです！ ありがとうございます！ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2017年10月15日 21時) (レス) id: b7c69ed9b1 (このIDを非表示/違反報告)
美味しいみかん(プロフ) - 最高最高最高最高....!!!これほど面白い小説が今まであっただろうか..... (2017年10月15日 20時) (レス) id: 0a0e3eaedc (このIDを非表示/違反報告)
真衣(真梨)(プロフ) - ＠村雨.comさん» コメントありがとうございます!! 共感していただいて光栄です！(=´∀｀)人(´∀｀=) 次こそ目指せ100ですね！ (2017年10月13日 20時) (レス) id: b7c69ed9b1 (このIDを非表示/違反報告)
真衣(真梨)(プロフ) - 美味しいみかんさん» ただいま！ｖ（＾＿＾ｖ）♪ (2017年10月13日 20時) (レス) id: b7c69ed9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真梨(真衣) | 作成日時：2017年9月15日 18時
