13 ページ13
・
那須くんに会えると思っただけで、
今日の朝は、いつもより少し早く起きれた
「いってきまーす!」
母「行ってらっしゃい!」
ガチャって
重たい玄関のドアを閉めれば
秋の、乾いた冷たい空気が肌を撫でた
那須くんと、電車で話せる
そう思ったら、
駅まで歩く道さえ
スキップをしてしまいそうなぐらい
心がふわふわして。
ピッと改札を通り抜ければ
私の希望を乗せた、列車がやってきた
なんか、すごく人多い気がする、?
いつもの号車へ乗り込めば、
1番先に
彼を見つけた
雄登「おはよ」
「おはよう」
那須くんは爽やかな香りを漂わせながら
私に、微笑んでくれるの
ああ、朝から幸せ、
雄登「人多いね」
「ねー」
雄登「修学旅行生かな?」
「もうそんな時期だっけ、」
雄登「俺のとこと、Aちゃんの学校の
修学旅行、被るって聞いたけど」
雄登「まだ、しおりとか貰ってないの?」
「あー……なんか貰った気がする、!」
雄登「貰ってたんかい!」
「ふふっ、すっかり忘れてた 笑 」
せっかく楽しかったのに……。
おしりの辺りから感じる違和感
や、やだ、
なんか、触られ、て、る、
それは、すごく気持ち悪くて
私は鞄の持ち手を
ぎゅっと力強く握った
突然話さなくなった私へ
那須くんが不思議そうに見つめる
雄登「ん、?」
無理無理、
だれか、助けて……!!
・
・
・
ふっ、と
その違和感が一瞬にして消える
雄登「ちょっと、」
雄登「何してるんですか?」
・
2090人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず(プロフ) - 浮所れのさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて、嬉しい限りです……!ありがとうございます、頑張ります!! (2019年1月9日 21時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
浮所れの - 最近になってあんずさんのお話読むようになりました!!ほんっとにあんずさんのお話が大好きです!これからも頑張ってください! (2019年1月9日 20時) (レス) id: de3616bde2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - Mochaさん» ありがとうございます!そう言って頂けて、とっても嬉しいです! (2018年12月1日 15時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - あんずさんのお話大好きです!! (2018年11月26日 17時) (レス) id: 649c667522 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ひなかさん» ありがとうございます!!そう言っていただけまして、とっても光栄です!ありがとうございます!頑張ります!! (2018年11月25日 22時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんず | 作成日時:2018年11月13日 20時