シンパティクシュ

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俺が、女子だらけの部屋に足を踏み入れることが出来なくて、

なかなか声をかけられずにいると









どこからか、聞こえる男の噂話






それは、Aちゃんに
対するものらしかった









・「あの子可愛くね？」


・「ああ、学年一の美少女らしいよ」









雄登「学年一の、美少女、」









そりゃ、可愛いもんな



学年一って言われているんだ









普通な俺にとっては、
高嶺の花かな……なんて。





ネガティブなことが頭をよぎった









・「おい、お前誘えよ！」

・「お前がいけよ！」









噂話をしていた奴らは、
Aちゃんへ互いの体を押し合う









そんな姿を見て俺は、




こいつらになんか負けてられるかって

謎の負けず嫌いを発揮して









雄登「Aちゃん！」






彼女に声をかけた









「あ！那須くん！」









キラキラの笑顔を向けて
愛おしい声で俺の名を呼ぶAちゃん









今日、やっぱり
なんかフワフワしてて





か、可愛い、、、









雄登「ねぇ、」



雄登「……一緒にまわんない？」









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