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「で、話しと言うのはなんだ?」


あーそれは


『誠凛と練習試合してほしいと思って頼みにきたんだけど、ただでは無理そうだね』


「おーよく分かってるじゃないか」


いや、顔を見れば分かるわ!!


何か、企む顔してんもん!!


「練習試合はしても言いが」


が?


なんだ。嫌な予感がするぞ


「彩にはこいつらの相手をしてもらう」


『わかった』


「じゃ決まりな。今呼ぶわ」


呼ぶなぁぁぁぁぁ!!!私の心の声は聞こえるはずもなくレギュラー軍が集まった


迫力あんな〜ハハハ


はぁ無理だわ!!


「お前ら。今日コイツが相手してくれるってよ」


『そんなこと言ってねぇよ!!バカ!!』


「バカじゃねぇわ!!」


『そんなもん。知っとるわ!てか、相手できる訳ないじゃん!!』


「そうですよ。監督」


「無理があるです」


敬語になってない


「何で立花さんが相手できると思うんですか?監督」


そう、高尾くんが聞いた


「そりゃあコイツが元ユースだからな。相手ぐらいできるだろ」


おい、律儀に答えるなよ


そして、そんな驚いた目で見ないで下さい


大したことないですから!!


「そういうことだから、準備しろ!!大坪、チーム訳頼んだ」


「分かりました」


もう、やるしかないのか……

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作者名:柚奈原 | 作成日時:2022年1月29日 9時

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