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ちょこれーと? ページ1

僕には、幼馴染がおる。

可愛くて小さくて、如何(いか)にも女の子という言葉が似合う。

彼女が笑うと花が浮かぶようで、昔からみんなに好かれるような。そんな女の子。


当然、周りの男どもは黙っているわけもなく。

可愛い可愛いあの子に手を伸ばそうとする。

それを、毎回へし折るのが僕の仕事。

「ほんま、適わんなぁ…。」

放っておけばええんかもしらんけど、そういう訳にいかへん。

幼馴染以上に、この子のことを異性として好きなんやから。

ちっちゃい時から、女の子に目がない僕でもあの子が泣くとどうしたらええんか分からんなる。

生活の中心は、僕本人でも誰でもなくあの子。

触れたらどこかに行ってしまいそうなあの子や。

何処の馬の骨かも分からん男に奪われてしまうくらいなら、僕は彼女に一生彼氏が出来へんように裏で動くしかないやろ。

何事もなく昨日繋がった女との連絡をしながら、彼女の教室まで向かう。すると、彼女は友人らと談笑していた。

今声掛けたら流石にまずいから、気づくまで廊下で待ってよかな。

だけど、一瞬で目が合う。

「あ、うつくん。」

「お、保護者来たやん。」

「待って待って誰が保護者やって?」

あはは、冗談やんうつくん。と楽しそうな女の子の声。

「ほら、一緒に帰るんやろ?行った行った」

「うん〜。また来週〜」

ごめんね、待った?と僕よりも随分小さな身長の彼女が首を傾げる。

んん、可愛いな。

「ううん。待ってへんで。ほな行こか」

日課。というものでもない。これは、出会った時からずっとしていることで。

彼女を守るため、そして周りの男どもに見せつけるためでもある。

送り迎えは僕の役目だと。

送り狼が現れないように。

二人でゆるゆると会話しながら帰宅途中。

彼女から聞きなれないワードが出る。

「うつくんはさ、彼女さんおるん?」

「え?う、ううん。おらん、けど」

「私の周り、みんな彼氏さんおるんやって。恋バナとかするねんけどさ。みんながどんどん離れてっちゃう気がして」

珍しい。今まで、こんな話したことないのに。

「へー…。そうなん。」

「私は恋もしたことないし、そんなん分からんからさ。いいこと思いついたねんけど。」

「んー?なに?」

「ねえねえ、うつくん。」

いつも触れない君の手が、僕の袖口を掴む。

「私とお付き合いしてくれへん?」

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ちぇる(プロフ) - メロンパンさん» コメントありがとうございます! (12月1日 19時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 彼氏が関西弁ってのがきゅんきゅんですねぇー 次の更新も楽しみにしてます!! (12月1日 17時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - つむ(^p^)**さん» コメントありがとうございます! (11月25日 20時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
つむ(^p^)** - コメント失礼します。純粋でピュアっピュアで見てるこっちが思わずキュン、と胸が高鳴ります。はっ…!これって…恋?((凄く可愛らしくて甘酸っぱいのに、本当にチョコレートのように甘々で…大好きです。これからも更新頑張ってください! (11月25日 20時) (レス) id: 747155de06 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - 猫大好きさん» コメントありがとうございます! (11月24日 19時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちぇる | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年11月23日 16時

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