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｢ほんまにむりなんで着いてくるねん！｣
｢お前らほんまおもろいな！｣
あははぁ！と隣で呼吸も乱さず笑うコネシマ。
私はこんなにも肩で息をしてるのに。流石はサッカー部。帰宅部を呪っちゃうね。
｢いやぁしかし。ショッピくんはあれやな。佐々木のこと大好きなんやな。｣
｢は？そんな訳ないやん。見た？あの顔。明らかに面白いからやってんねん。むかつくわ。｣
｢…ショッピくんも
いきなり真顔で言うもんだからびっくりした。
いつも笑顔の人が真顔になるとゾクッとしちゃう。温度差で風邪ひくわ。
｢とりあえず教室着いたし、数学教えるわ。疲労感すごいけど。｣
｢おーほんまに助かる。そっち行くからちょっと待ってくれ。｣
自分の机に膨れたリュックをがさつに置いて数学のノートだけを器用に出し、持ってくる。
｢…十五分か。それだけあれば十分やな。コネシマ吸収力すごいし。じゃあ、教えるで｣
｢おう！頼む｣
元々コネシマは頭が悪いわけじゃないし、ゆっくり噛み砕けば理解できるのだ。
｢わかった？いけそう？｣
｢…佐々木すごいな。めっちゃ分かりやすかったわ！ありがとうな！｣
両手を握られブンブンと振られる。うん。身長差があるから腕痛いなぁ。
｢いいっていいって。気にせんといて。私に分かることやったらいつでも教えるから。｣
遠回しに手を離してくれと言ってみるがそう簡単に離してくれる訳もなく。
｢せや！めっちゃ助かったから帰りなんか奢るわ！何がいいか決めといてくれ！｣
｢う、うんうん。わかったわかったから！そろそろ手を離してくれ。痛い｣
｢あ、あぁ！すまん！じゃ！考えとけよ！｣
何故かルンルンで自分の席に戻って行った。
うん。何事？
とりあえず、授業の準備しなくちゃな。
一日がスタートだ。
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さくら - 下に同じく。説明文で面白いと見た。そして読んで更に面白いと思った。後輩くん好きなんでほんとこの小説神ってます！ありがとうございます！！ (2022年9月20日 17時) (
レス) id: 1fc21789e4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - える＠脅威さんが好きです！さん» 随分古い作品なのにコメントありがとうございます！笑 (2022年3月11日 10時) (レス) id: f71e4746a6 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威さんが好きです！ - 「リアル後輩がむっつりだったので書きます。ごめんね。」で私は面白いと確信を得た。 (2022年3月11日 1時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - RURUさん» ありがとうございます！ (2021年1月20日 8時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 好k(昇天) (2021年1月20日 6時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
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