○ ページ4
「ほら、もう学校着くんやから離れて。」
「何でですか。」
「だーかーらー!あんたと一緒に登校とか私刺されるって言うとるやろ!」
「俺が守ればいいんでしょ?」
「はぁ…。とにかく私先行くから後から来てよ」
ショッピの声はフル無視でずかずかと進む。
正門近くで向こう側から歩いてきた友人を見つけ、声をかける。
「…おはよ!」
「あぁ、なんや。Aか。おはよーさん。」
「どしたんコネシマ。元気なさそうやけど」
「いや、今日提出の数学のノートやるの忘れててな…。徹夜で終わらせたから眠いねん」
「ああ、20ページまでのやつ?」
そういや出てたなぁ。まぁ、早々に終わらせてたし特に気にしてなかったな。
「…で、ちゃんと終わったの?」
「いや、最後の応用が出来んくてなぁ…。」
後ろから黄色い声が聞こえるけど気にしない。早く校舎入らないと。
「数学って何時間目やっけ。」
「三時間目やな。」
「私教えようか?あそこは何とか出来たし。」
「ええんか?!頼む!」
パァっと顔を明るくしたコネシマ。うん。眩しいな。顔面偏差値高いし、良い奴だし。いいな。なんか。
「あ〜〜先輩助けてぇ〜〜」
さっき別れたはずのやつの声。
「嫌だね!着いてくるな!コネシマ、ダッシュ!」
「えっ?お、おう!」
朝から走らせるなよバカ。
1142人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら - 下に同じく。説明文で面白いと見た。そして読んで更に面白いと思った。後輩くん好きなんでほんとこの小説神ってます!ありがとうございます!! (2022年9月20日 17時) (レス) id: 1fc21789e4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - える@脅威さんが好きです!さん» 随分古い作品なのにコメントありがとうございます!笑 (2022年3月11日 10時) (レス) id: f71e4746a6 (このIDを非表示/違反報告)
える@脅威さんが好きです! - 「リアル後輩がむっつりだったので書きます。ごめんね。」で私は面白いと確信を得た。 (2022年3月11日 1時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - RURUさん» ありがとうございます! (2021年1月20日 8時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 好k(昇天) (2021年1月20日 6時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ