じゅうはち。 ページ22
｢ほんまに待ってな｣
｢うん。待つからゆっくりでいいよ？｣
｢あー…｣
上手く言葉が出てこない。
今の今まで、Aに伝えたいこととか想いとか考えてたのに全部飛んだ。
不意打ちすぎるやろ。
いや、でも。悩んでても変わらんな。
｢A。｣
｢…は、はい。｣
空気が変わる。なんか、変な感じやけど。
｢おれ、俺さ。お前が付き合うことになったって言うてきた時卒倒しそうになってん。｣
｢そっ…？｣
｢待ってくれよって。どう考えても高嶺の花のAに手を出すやつなんかおらんと思ってたねん。一番距離近いのも俺やったから、いけるやろって思ってた。｣
｢…うん。｣
｢やけど、実際にAが吉田と付き合いだしてから考えてたねん。どうしようって。もういつから好きなんかも分からへんのにどこにこの気持ち捨てたらええんやろって。｣
｢…｣
Aは俯く。
｢でも、今日ので分かったわ。この想い捨てらんでええってことやんな？｣
Aは何も答えない。
俺は一歩Aに近づく。
すると、勢いよく顔を上げた。
その顔は夕日に照らされていても分かるほど赤く、そして俺を直視することなく揺れる瞳。
｢…なぁ、A。俺もAのこと好きって言うたらどうする？｣
いつも
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ちぇる(プロフ) - 瑠璃丸さん» コメントありがとうございます！ (2021年4月18日 11時) (
レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃丸(プロフ) - ｱｯ(尊死)sha推しが死にました… (2021年4月18日 11時) (レス) id: c5f9857231 (このIDを非表示/違反報告)
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