じゅうきゅう。 ページ23
Aは驚いていた。
でも、その後すぐに柔らかく笑みを浮かべて俺を見た。
｢…シャオくん。｣
｢はっ、はい！なんでしょう！｣
声が裏返る。恥ずかし！
｢私、すっごい嬉しい。遠回りしすぎちゃったけど、シャオくんのこと好き。｣
｢んん、お、俺の方がAのこと好きやし？｣
クスクスと笑うAを見て、やはり落ち着かない心臓は正直だ。
｢私、ちゃんと吉田くんには伝えるね。思ってること。｣
｢…おう。何かあったらすぐ連絡して。俺、もうAが泣いてるとこ見たないねん。｣
｢ありがとう。シャオくん。｣
吉田の件はどうにかなるやろ。
Aは悪くないんや。
俺が守ればええ話やし？
…ていうか、お互い好きってことはそういう事やんな。
｢…っなぁ、A。｣
｢ん？なぁに。シャオくん｣
キョトンと首を傾げ、自然となる上目遣い。
｢おれ、絶ッ対にAのこと幸せにするし、泣かせへんし何があっても傍におるで。｣
やから、
｢おれと、付き合ってくれませんか｣
先程までオレンジ色に染まっていた空も、紫が被さり美しいグラデーションになる。
そっとAの両手を包み、距離を詰める。
Aは、あの人同じ笑顔でこう言った。
｢…はい！喜んで｣
遠回りをして、俺たちは
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ちぇる(プロフ) - 瑠璃丸さん» コメントありがとうございます！ (2021年4月18日 11時) (
レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃丸(プロフ) - ｱｯ(尊死)sha推しが死にました… (2021年4月18日 11時) (レス) id: c5f9857231 (このIDを非表示/違反報告)
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