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***
朝＿＿。何となく、胸騒ぎがするそんな朝だ。
胸騒ぎだけに留まらず、寒気までしてきた。勘は鋭い方だと自負しているけれどここまで拒否反応が出るのは初めてだ。
学園へ、向かってはならない気がした。
しかしこの足が止まることは許されないのだ。あぁ、見えてきてしまった。一歩が重い。
バックを握り直して、その一歩を踏みしめる。
？｢あぁ、おはよう！良かった、無事で｣
『ご機嫌よう。無事とは一体…？』
いつにも増して笑顔が輝かしいグルッペンに困惑しながらも、疑問に思った点を聞き返す。
sha｢にっこにこやん。どうしたんすか｣
gr｢いやぁ、実に愉快な事になってな。ここで話すのは良くない。早く中へ行こう｣
全く訳を話してくれない彼に、私もシャオロンも首を傾げてしまう。きっと理由があるのだろうけれども、嫌な予感がする私には彼の言う“愉快”な事が一体何なのか気になって仕方ない。
相変わらず学園中から注がれる視線は鋭く重々しいものばかりだが、そこに違和感を感じる。
何故こんなにも静かなのか。
gr｢さぁ、入ってくれ。全員呼んである｣
『え、えぇ…。』
sha｢…失礼しまーす｣
言葉通り、彼が気の許せるメンバーたちは全員揃っていた。そう、全員が。
gr｢これで、全員だ。これから、特別会議を行う。手元に資料があるだろう。そちらを見ながらで構わない。俺の話を聞いてくれ。｣
私とシャオロンにも手渡されたそれは、実にシンプルな内容だった。
彼が手を回していたのだろう。事細かに書かれたそれらは、まさに私が求めていたものだった。
gr｢どうだ？A、ここまですれば大丈夫だろう？｣
『…これ、全部あなたが？』
gr｢いや、学園内の監視カメラを設置し直させ、その権限をロボロとゾムに。抜粋した生徒からの話はチーノとショッピに。｣
他にも、先生への根回しはトントンとウツ、そしてシンペイ先生や、アニカ先生基兄さん先生。
学園での事を知らない親たちには、コネシマやシャオロン、エーミールが文を出した。
gr｢俺、オスマン、ひとらんに関しては他国に話を通した。あの小賢しい女を断罪した後の事を細かく打ち合わせてある。｣
『…いつの間に、こんな事』
gr｢努力は人に見せないものだ。A、君のためならこの命だって削ってみせよう。全員が同じ事を思っている。なぁ、お前たち｣
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ちぇる(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2022年10月31日 18時) (
レス) id: f71e4746a6 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 完結おめでとうございます〜！！悪役令嬢もので1、2位を争うくらい好きで、夢主ちゃんの性格も本当に好きでした！！楽しい時間、ありがとうございました！ (2022年10月31日 18時) (レス) @page47 id: 139b3f8cfd (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - あいかわさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです！ (2022年10月31日 14時) (レス) id: f71e4746a6 (このIDを非表示/違反報告)
あいかわ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後まで楽しく拝読させていただきました。これからのご活動も陰ながら応援しております！ (2022年10月31日 12時) (レス) id: 339f3cd750 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - ゆるぽろうさん» ありがとうございます！ずっと悪役令嬢ものは書きたかったので、今回書けて良かったと思っています！ (2022年8月18日 8時) (レス) @page4 id: f71e4746a6 (このIDを非表示/違反報告)
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