【d!】落日を刻む (ページ7)

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5.仕事探しページ7

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次の日から私たちは仕事を探すために表通りへと足を運んでいた。
手分けして私たちでも働けるようなところを探す。

『じゃあ、十六時に集合ね。時間厳守で！』

kn｢おー｣

sha｢やばいと思ったらすぐ逃げるんやで最年少組｣

shp｢分かってますよ。｣

表通りと裏通りを繋ぐT字路で私たちは別れた。
いつも一緒にいる二人と探すことになった私は、両脇を固める彼らに声をかける。

『…そんなに険しい顔しなくても』

gr｢何言うとんねん。相手は大人や。何されるか分かったもんやないぞ。｣

tn｢Aなんかは特に危ない目に遭うかもしらんのやから俺らが守らんと｣

『過保護だね、二人とも』

誰よりも長く一緒にいるから、心配してくれるのだとは思うけれど二人が言うほど私もか弱い女の子ではないし、最年長として頑張らなければならないのだから私にばかり気を配らないで欲しい。

tn｢…俺もグルさんもAのこと大事やから、傷ついてほしくないねん｣

gr｢危ないとこには行かんといてや｣

『ありがとう。心配されなくても危ないところには行かないよ。二人が守ってくれるんでしょ？』

一番信頼出来る二人だ。きっと、何かあれば助けてくれるだろう。

tn｢勿論や。任せとき｣

gr｢…行くか｣

『じゃあまた後でね。』

完全に納得していない二人に別れを告げて比較的人通りの多い道に向かう。
集団行動はそれこそ危険回避するのには向いているけど、数を探すのには向かない。

私たちはなるべく条件のいい仕事を見つけなければならないため、選択肢を多くする為にもブロックごとに別れ、更にそこから個別で探すことにしたのだった。

表通りとは言え、女の子一人で歩くべきではないところだ。細心の注意を払っていこう。