太陽 ページ25
本当にぐっくり一時間ほど眠っていた。起きた時にはもう既に目的地に着いていたし、また捏島くんに起こしてもらった。申し訳ない…。
｢それにしてもまたぐっすりやったな｣
『うん…。ごめんね捏島くん何回も』
｢ええよええよ。まぁ、まだここからバス移動始まるし楽しもうや｣
『うん、そうだね』
空港から出ると、大阪では滅多に見ることのない白い地面。それに、寒さの感じ方がこちらの方が幾分かマシなように思う。ただ、寒いだけという感じだ。
｢じゃあこれからまた一時間くらいかかるから、大人しく座っとけよー？｣
修学旅行の一日目は半分くらいが移動だ。と、いってもお昼前には到着予定だし一緒に回る予定の彼らに連絡でもしておこうか。
｢何打っとるん？あぁ、昼か｣
『うん。捏島くんは何食べたいとかある？』
｢んーやっぱ海鮮丼ちゃう？美味いって聞くし｣
『確かに…！』
海鮮丼か…。いいなぁ。食べたいかも。みんなに一応聞いてみなくちゃ。
『“海鮮丼とかどう？”…っと』
｢俺がゴリ押しするから任しとけ？｣
『捏島くんそんなに海鮮丼食べたいの？』
｢そら新鮮な海鮮丼食いたいやん｣
『んふ…そうだね』
少しばかり目をキラキラさせる捏島くんは可愛い。連投されるLINEの通知をぼんやりと眺めて、目的地に着くことを早く願った。
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｢っし、着いたな。はよあいつら見つけんと｣
『そうだね。』
｢…あ、おーい！シッマー！｣
｢Aちゃーん！｣
早速他クラスの彼らを見つけ、結構な大所帯でお店を探す。ザクザクと音のする道を歩いて目に止まったお店に入った。
人数が多いこともあって座敷に通され、思い思いに海鮮丼などを頼んでいく。
窓から見える一面の白を写真に収める。
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大阪在住の通行人 - ちぇるさん、物語を書く時はしっかり調べて確認した方がいいと思いますよ... 湿度が高い方が暑いんですよ、しかもやでな？ってなんですか？ やんな？とかよな？が大阪弁的には相応しいと思いますよ。 (2021年7月17日 15時) (
レス) id: a713fe40a0 (このIDを非表示/違反報告)
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