【82】認める ページ32
Aside
そらるさんに怒ってしまった後、
僕がそらるさんに謝ると｢いいんだ。逆にありがとね｣とそらるさんは笑った。
そして、話が一段落したところで僕が呼ばれた理由を告げられた。
「…と、言う訳なんですけども」
「やってみるか？」
センラさんとそらるさんが僕を見る、
と、言うか夢みたいな話で、
頭が追いついていない。
『XYZに、出る…？』
「簡単に言えばそういう事だね」
こんなちっぽけな歌い手が、
たくさんの有名歌い手さんに混ざって、歌う、
『…迷惑、に、なってしまいます。』
知名度も、歌唱力も、
年齢だけで、たくさんの迷惑をかけてしまうのに、
「ピースくんだっけか、」
neroさんはそう言うと
ギターを渡した。
「君の曲、歌、ここで聞いて決める、それなら問題ない？」
ここで…歌う。
そう思い顔を上げるとまふさんが｢がんばれ｣と口を動かすのが目に入った。
僕はひとつ深呼吸をして、nqrseさんからギターを受け取った。
『わかりました…新しい曲でもいいですか？』
｢勿論｣
『それでは聞いてください。タイトルは』
『＿＿＿＿音楽は』
歌を届けたい。
認められたい。僕という人間をたくさんの人に
そう思い作ったこの歌。
音楽を届けたいと思ったこと
音楽とは何か。そんな思いを詰め込んだ曲だ。
僕が歌い終わるとセンラさんが口角を上げながら言う。
「こんなに歌上手くて、いい曲作るやつに文句出るわけないだろ」
「そうだそうだ！」
僕がギターをスタンドに置くと
まふまふさんが僕の名前を呼んだ。
「是非出て欲しい」
真剣な眼差しに僕は頷いた。
自分が認められつつあるのだと、
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雨音(プロフ) - 柊さん» ありがとうございます！がんばります！！ (2020年2月22日 22時) (
レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - とっても面白いです！応援してます！ (2020年2月22日 19時) (レス) id: 6c7d5f5114 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - らんさん» 運命ですね。 (2020年2月9日 21時) (レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
らん - 私の学校に 加藤 晴也 って名前の人いる！ (2020年2月9日 18時) (レス) id: 665c5b97f1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 蒔さん» ご拝読ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年1月21日 14時) (レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 x他1人 | 作成日時：2019年12月27日 16時
