【63】たこ。 ページ13
そらる side
その言葉に、「はぁ！？」と半数が振り返る。
まぁ、いた事はあるんだろうなとは思ってたけど浮気されたって…
「彼女いたことあったんか！？」
『へへっうん。その時はね、めっちゃ美人な子だった』
「お兄ちゃんしらなかった」
言ってないもん！と、菅田くんにいたずらに笑う。
こういう時の大人はずるい。
まふや坂田が面白がり、好物で餌付けをしている。
「いつまでいたの」
『んーと、夏祭りの前日かな』
「最近じゃん！！」
『まふさん達にあうひと月前くらい！！』
ちょっとずつ敬語が抜けてくるあたり
可愛くて酔ってるんだなと笑えてくる。
店員さんにお茶と日本酒を頼み
うらたと共にその会話をつまみに酒を飲む。
『でもね〜僕も悪いんだよね〜』
「なんでなんで」
『わかんないけど、悪いとこあるから浮気されて、振られたわけでしょ？治したいもん…振られたって言葉が正しいのかはわかんないけど…』
Souくんが向かいで「なんか、大人」とか言いながらちまちまお好み焼きを食べている。
『芝健さーん、教えてくださいよ〜どうしたら長続きするんですか〜』
「なんでわたし！？」
『だって付き合ってる噂あったじゃないですか』
「いや、そうだけどもwwww」
芝健くんは確かに経験豊富なイメージ。
性格もいいし、カッコイイし、運動できるし。
『まぁ、皆さんイケメンで、くろさんはかわいいし、美人だし、恋愛も先輩なんだろうけど！！』
ホタルイカの沖漬けをぱくりと食べ「うまっ」と
笑う。
みんなの可愛い後輩は
ひっかけ上手。
見事にみーんな若干頬が赤い。
天月
まふ
96猫
Sou
芝健
めろちん
あとなんだ
坂田とかか。
イケメンなのを自覚しないとこいつは危険だと
センラが「ピースくんも随分イケメンやけどなぁ」とホストかのように話しかける。
「すぐ女の子や男の子をかわいいとか、かっこいいって言うからあかんねん」
『んぇ〜…』
「イケメンやから、みんなAくんに惚れて、男の子はモテる君に嫉妬するんやないかな？」
そう言うとAは見事に顔がたこのように赤くなりまふの背中で顔を隠している。
どっと沸きあがる笑い。
なんやかんやで、彼が中学生ということを
きっとこいつらは忘れかけている。
「アレを見てるくらいがちょうどいい」
「俺らも若くないんすかね」
「やめろ、悲しくなる」
「あいつも結構呑んでんな」
「ですな」
センラも、かなりの酔っぱらいである。
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雨音(プロフ) - 柊さん» ありがとうございます！がんばります！！ (2020年2月22日 22時) (
レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - とっても面白いです！応援してます！ (2020年2月22日 19時) (レス) id: 6c7d5f5114 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - らんさん» 運命ですね。 (2020年2月9日 21時) (レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
らん - 私の学校に 加藤 晴也 って名前の人いる！ (2020年2月9日 18時) (レス) id: 665c5b97f1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 蒔さん» ご拝読ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年1月21日 14時) (レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 x他1人 | 作成日時：2019年12月27日 16時
