Painful love

. 寝顔 ページ10

. ( ヤマダside )






今日は珍しくちねんが沢山酒を呑んでる

もう呂律が廻らなくなってきてるのに
ペースを遅くせず 呑み続けている
ただでさえそこまで酒に強くないのに

山 「 ちねん 大丈夫？ 」

そんなことを言っても
呂律が回らない喋り方で
「 らいじょうぶだよ 」と言うだけ

こんなに酔っ払った此奴を見るのは初めてで

顔は紅くなり 目はトロンとし
火照って いつもより色っぽい

少しドキッとする


それから数分後 ちねんは寝てしまい

山 「 あーあ … 」

そう言いため息を零すと
彼女を呼び 会計を済ます

奈 「 寝ちゃったんだね 笑 」

山 「 うん 、今日は珍しくめっちゃ呑んでた
なんかあったんだろうな 」

奈 「 ふふ 、メンバー想いだねりょうちゃん 」

そう言われ少し照れる

山 「 此奴送ってくから帰るわ また連絡すんね！ 」

そう言って ちねんを抱き上げ
車まで運ぶ
今日は 車で来ていたから俺は呑んでいなかった

そこからちねんの家まで行く

山 「 ちねーん？着いたよ 起きてー 」

そういうと
「 んぅ … 」と言うだけで全然起きない

山 「 もう … 」

本当手のかかるやつだななんて思いながら
部屋まで運ぶ

鞄から鍵を探し鍵を開け中に入る


ベッドまで運び寝かせ

山 「 はあ 、疲れた 」

布団をかけ 部屋から出ていこうとすると

知 「 りょすけ … 行かないで … 」

小さくそう言って 俺の手を掴んだ

目は覚めてないから無意識なんだろう

山 「 そんな甘えた声で言うなよ 」

離れるのが可哀想になって
次の日もオフだから
そのままベッドの横で寝た





.

. 朝→←. パフューム

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す