[夢色パティシエール]お菓子も恋も甘くなくちゃ！ 5

油断大敵 ページ17

貴「リック」

私はリックのところに来た。

リ「A突破おめでとう」

貴「ありがと、どうだった？チームいちごは」

リ「なかなか手強かったよ、最初は僕達の方が有利だったからこの勝負勝てたと思ったのに最後の方は1個が命取りの接戦」

貴「最後…ね。それってやっぱり」

リ「ああ、いちごがジェラートでオリジナルデザインを作って売ってたんだ」

やっぱり…いちごちゃんは侮れない。私は身震いしてしまう。

リ「ちゃんと僕達の仇討ちしてよ」

貴「うん、わかった！」

私はリックと握手を交わした。

れ「A先輩！」

貴「れもんちゃん！お疲れ様」

れ「A先輩、絶対絶対ぜーったいに勝ってくださいね！私、決勝戦ほんとに感動しましたから！」

れもんちゃんは私の手を上下に思い切り振った。

貴(私、そんなに期待されてるんだ…なら精一杯頑張らなくちゃ！！)


貴「はぁ…ねぇソルト、シュガー。あなた達はどう思う？」

私は麻里が入れてくれた泡のお風呂に入っていた。泡を少量手に乗せた。

ソ「天野いちごたちか？」

貴「だってさ、あのリック達に勝ったんだよ？しかも、ジェラートっていう朝のハンデ付きで」

シ「そうね、もし違かったらもう少し買ってもらえてたかもしれないわね」

貴「まあ、結局はどれだけお客様の好みに添えられるかってことなんだろうけどさ」

一気に泡を吹き飛ばした。

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