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貴「ち、ふゆくん」
初めて見た千冬くんのバイク乗っている姿。
だから分からなかったんだ。なんて今はどうでもいい。
「知り合い？」
貴「あ、うん・・・」
「じゃあ俺帰るよ。返事はいつでもいいから」
優しく頭をポンポンと撫でて微笑んだ後神成くんは千冬くんに軽く頭を下げて行ってしまった。
千「今、帰り？」
貴「う！うんそうなの。明日文化祭でしょ！それでそれに使うねヘアアクセを見に行ってたんだけど今の同じクラスの神成くんって言うんだけど小学校から同じで、今年同じクラスになったんだけど4歳の妹が居て、一緒に行ってその妹のプレゼントの物も一緒に見に行って」
ダメだ。自分でテンパっているのをすごく感じる。だからさっきから千冬くんに聞かれて居ないことまでもペラペラ話してしまう。
私、今どんな顔してるんだろう。
千「そっか。とりあえず家まで送るよ」
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作者名：藤りあ | 作成日時：2021年9月9日 16時
