16 ページ17
京本side
佐久間「どったの？相談とかめずらしい。」
俺に体を向き直してから俺と再び目を合わせるさっくん。
『さっくんはさ、、、運命の番とかさ、信じる？』
佐久間「いたの？よかったじゃん。そうそう会えるもんでもないからねぇ。」
いつも思うけど俺の能天気さは家族もそうだがこの人に似たのかもしれない、、、
まず俺の質問に答えてないし、、、
『、、、いた。けどなんていうか、いろいろあって。』
佐久間「北斗なんだ。相手」
、、、能天気なくせにこういうとこだけ鋭い。
まあ隠しても仕方ないし、俺はおとなしく首を縦に振った。
佐久間「なんで？番っちゃえばいいじゃん。」
『そんな簡単な問題じゃないのはさっくんも分かってるでしょ！？』
佐久間「俺らみたいな職種はΩだからとか言われやすい。でも守ってくれる人が近くにいる、しかも北斗でしょ？」
確かにそうだけど、、、。
人に見られる職業だからこそ。バースのことについて言われやすいし。
しかも俺は特に、、、。
『男と番なんて、、、何言われるか、、、。』
佐久間「大我、それは違う。」
さっくんの言葉にハッとして顔を見つめた。
佐久間「男だから、女だから。そんなの関係ないよ。事実俺らの先輩でもいるだろ。」
『それは、、、そうだけど。』
佐久間「でしょ？それと何が違うの？親が有名とか関係ない。大我が後悔しないようにしなきゃ。」
後悔、、、。俺は、運命のまま北斗と番になって、後悔、、、しない？
『わかんない、、、。まだ、』
佐久間「うん。じゃあ、考えな。大丈夫、ちゃんと答え出てるはずだから。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 380人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こめつぶ | 作成日時：2023年1月9日 1時
