この学園には女子にモテる女子がいるとか。

カナエ姉さん ページ27

風紀委員の仕事がない善逸はAより一歩遅く学校についた

「ゼェゼェ…」

「善逸遅かったね」

「お前が早いんだよ！」

二人で一緒に教室へ向かう

Aの痣は大きい絆創膏で隠してあった

隠せば隠すほど痛々しい

そーいえばあの状況でよく骨折や捻挫がないなと思った

二人で教室に向かう途中廊下で胡蝶先生に合う。

「カナエ先生〜！おはようございますぅ〜」

気持ち悪いくらいの声で女好きの善逸はそう挨拶をした

「そんな汚い声でカナエ先生の名前を呼ぶな。おはよう！先生！」

「おはよう。Aちょっと…生徒指導室にきてくれる？」

手で手招きした先生。なんの話かは察しはついていた。

隣りに居た善逸もそうだろう。

大人しく先生に付いていく



先についた先生ガチャッとドアを開けると

警察の人たちが来ていた

警察の口から虐待について家であったことを説明するように言われる。

私は今まであったことなどを警察の人に話した

聞いていたカナエ先生は涙を堪えてるように見えた。


「ではまた来ます。見かけたりまた家に帰って来るようなことがあったらすぐに連絡するように。先生方も協力お願いします」

「わかりました。ありがとうございました」

私への虐待の聞き取りは終わった

結構長かったなぁ

カナエ先生はじっと黙り込んで口を開いた

「A。なんで言ってくれなかったの？」

「心配すると思って…ごめん」

「こんなことになるまで言わないなんて…悲しいわ。」

しのぶ姉さんもきっとこんなことを言うんだろうなと思った

頼れる人がいたのに頼らなかった私

なんでもっと早く言わなかったんだろう

「ごめんなさい…」

隣りに居たカナエ先生は私をギュッと抱きしめてくれた

フワッと花の香りが広がった

「無事で良かった…！」

顔は見えなくてもわかった泣いている。

震える声と震えた手

私もカナエ先生を抱きしめる

「お姉ちゃん…っ」

私も自然と涙が溢れてしまった

気づけば一時間が立っていて

一時間目の終わりのチャイムが学校中を響かせた。

可愛いカナヲ→←朝！

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