【忍たま】チビになったけど飴舐めるわ

Ａ定食 ページ30

仙蔵 said



委員会が終わると、兵太夫は真城の手を引いて

食堂に向かって行った

その時、伝七が悲しそうに真城を見たことを

私は見逃さなかった

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(腹減った)



Ａ定食ｰ唐揚げ＋ほうれん草のバターソテー

Ｂ定食ｰぶり大根＋枝豆豆腐


この二つだったら、何がなんでもＡ定食だ

またあの五年生に絡まれたら、飯が食えない


私と兵太夫は、誰も座っていない席を選んで、
隣同士で座る



｢ねぇ律、委員会どうだった？面白かった？｣


兵太夫はニコニコしながらそう聞いてきた



｢うん！美味しいお茶も飲めたし、面白かったよ？｣


私がそう答えると、兵太夫は目を輝かせた



｢ならさ、作法委員に入りなよ！

今日はしなかったけど、

罠を仕掛けたり、からくり作ったり、色々するんだ

あと、生首フィギュアを磨いたりとか｣



なぜ、作法委員会で罠やからくりが出てくるのか？

私が不思議に思っていると、後ろから声をかけられた



｢律はまだ、作法と体育しか行ってないのに、

決めるなんて、ダメ！

律、明日は生物委員会においでよ、

可愛い生き物達がいっぱいいるよ？｣


声をかけてきたのは虎若と三治郎で、生物委員の
活動に誘ってくれた。二人の話を聞いていると、
喜三太や団蔵も委員会に誘ってくれた。




｢生物も、用具委員も、会計委員も行ってみたい！

兵太夫、色々な委員会を見てから決めてもいい？

誘ってくれたのに、ごめんね……｣


申し訳なくてそう謝ると、

兵太夫は気にする素振りすら見せず、ニコッと笑って

『気にしないでよ』と言ってくれた



｢気にしなくていいよ、僕もいきなりだったもん

さっ、みんな！早くご飯食べちゃおう？｣



兵太夫はそう言って、ご飯をかきこむ

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五年 said



皆んなで夕飯を食べていると、一年生達が仲良さげに
ガヤガヤと話し始めた。

内容は、委員会のことについて。

どうも、真城がどの委員会に見学に行くかを

話しているらしい



｢なあ、図書には真城行ったんだろ？｣


｢うん、来たには来たけど、寝てたから。

内容は分かってないと思うよ｣



雷蔵はそう言うと、三郎を見て

『何故、懐かれているんだ？』と律のことを聞いた



｢……まあ、簡単に言えば兵助のおかげだ。

お前が真城をビビらせてなかったら、懐かないと思うし｣


三郎はそう言って、兵助をへこませた



｢まあ、今回は俺達にもチャンスがあるってことだな｣


三郎は勘右衛門と目を合わせてニヤついた

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