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「着いたよ」
「お、お邪魔します...」
考えてみれば社会人になってから仕事一筋で、出会いも何も男の人と出会おうともしてなかったから
今更になって赤星くんのお家に入ることに尻込んでしまう。
「絶対何もしないし、ただ本当に大事な話があるだけだから。ね?」
私の気持ちを察したように優しく和やかな顔で笑う彼は、莉犬くんと酷く似ていた。
「赤星くん...歩きづらいよ」
玄関で靴を脱ぐなり、赤星くんに目を閉じてと言われた私。
大人しく目を瞑って歩いてるけど、勝手がわかる自分の部屋ならまだしも初めて上がる家なのだから転びそうで怖い。
「もう少しだから、ほら」
その言葉と同時に手に温もりが伝わる。
今私、赤星くんと手を繋いでるんだ。
何故だか胸が高鳴るのは、酔いのせい?
それとも
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ゆづき - コメント失礼します!めっちゃ素敵です!更新頑張ってください! (5月7日 18時) (レス) @page8 id: 613bf5e8b2 (このIDを非表示/違反報告)
日菜(プロフ) - 雪凪-セツナ-さん» 素敵なコメントありがとうございます、筆が止まっていたのですがセツナさんのコメントで進めることができました。これからも見ていてくれたら嬉しいです! (2022年8月26日 1時) (レス) id: 7e8fa050b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪凪-セツナ- - 凄く面白かったです!!更新頑張ってください。応援しております。💪 (2022年8月24日 13時) (レス) @page5 id: e0938db3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日菜 | 作成日時:2022年8月17日 12時