信頼の定義 ページ5
『……ハンジ達は』
リヴァイ「……」
珍しく黙るリヴァイ。
『……おい、まさか』
リヴァイ「エレンが攫われた」
『っ……俺ちゃんと渡したよな？』
リヴァイ「ああ。全員が知っていた」
『なら何で……！』
俺が最近別行動だったのは……104期兵の身辺調査をしていたからだ。戸籍が管理されているのは王都。だから俺単独の方が都合がいい。そしめ昨日やっと分かったってのに……
女型の巨人アニ・レオンハートの同郷。
ライナー・ブラウン
と
ベルトルト・フーバー
こいつらが女型の仲間である可能性が高いってことが。そしてユミルだ。あいつも巨人だった。……だが奇妙なのは、あいつが敵じゃないってこと。塔から1人で逃げた方が安全だったはずだ。それなのに危険を冒してまで俺らを守った……
リヴァイ「エルヴィン達はエレン奪還に向かった」
『……！！』
リヴァイ「動くな」
ベッドから降りようとしたところを威圧された。
リヴァイ「お前、自分が今どんな状況か分かってんのか。さっきも言っただろう、お前は死にかけだった」
『死にかけだろうが何だろうがそんなのどうだっていい。今生きてる、それだけでいい』
リヴァイ「いいや良くない。頭の後遺症だってまだ分かんねえんだ、今戦線に赴けば100%死ぬ」
『……』
リヴァイは捲し立てるように続けた。
リヴァイ「エルヴィンから言伝だ。"Aを絶対安静にさせること"」
『もう十分休んだ』
リヴァイ「……俺からの命令でもある」
『っ……』
リヴァイは知っている。俺が命令を嫌っている事を。それでも言うってことは、それだけ俺を行かせたくないってこと。
『……壁外に出て、必ず帰って来れる保証は無い』
リヴァイ「あぁそうだ。だが今回お前は自分の判断で壁外に出た。俺達の心配も顧みずにな」
『……俺らがいねぇと調査兵団は……』
リヴァイ「雑魚ばっかじゃねえ」
『分かってるよ……』
リヴァイ「なら信じてやれ。お前は得意だろ」
『俺が信じてるのは、お前らを信じるに値する価値があると判断した俺の頭だ。
……飯食ってくる』
バタン……
リヴァイ「……ﾁｯ」
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すみた先生(プロフ) - Gall〆Йさん» 温かいコメントどうもありがとうございます！アンケートの結果を見て考えたいと思いますので、もう少しだけ待っていて欲しいです。 (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
Gall〆Й(プロフ) - めっちゃ読みたいです！ (2021年3月27日 14時) (レス) id: 451d341f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2020年12月12日 14時
