あの頃あの時 ページ23
アルミン「A副長！？」
馬で駆けていくと、ちょうどこいつらも同時に着いたらしい。
アルミン「か、体の方は……」
『問題ない』
アルミン「え……でもかなりの重傷と聞きましたけど」
『体が鈍る。あんなの2日も寝りゃ治んだよ』
ミカサ「やはりA副長も同じ」
アルミン「あれ！？薪割りしてたの！」
ミカサ「体が鈍ってしまうから」
アルミン「野生動物じゃないんだから！まだ動いちゃ駄目だよ！」
エレン「止めたのに聞かねぇんだ。もう治ったっつって。それどころか腹筋してたからな」
ジャン「てめぇ何覗いてんだ！！」
エレン「はぁ！？」
ﾋｽﾄﾘｱ「副長。あの時はありがとうございました」
少し吹っ切れたような顔つきで頭を下げたクリス……ヒストリア。
『……何の話だ』
ﾋｽﾄﾘｱ「え……？」
『俺は何も感謝されるようなことはしてねぇ。お前が感謝するべきなのは、あの時残った巨人を殲滅させたハンジだ。俺に感謝するのは間違ってる』
ﾋｽﾄﾘｱ「でも」
『俺に感謝するのは時間の無駄だ。今すぐやめろ』
声を意識的に低くして威圧すれば、ヒストリアは肩をビクつかせて怯えの色を見せた。
サシャ「何だか……訓練兵の時に戻った見たいですね」
これ以上ここに居たくなくて、俺は踵を返した。
『……ヒストリア』
ﾋｽﾄﾘｱ「……はい」
背中を向けたまま、
『名前……良かったな』
なるべくぶっきらぼうに言った。
ﾋｽﾄﾘｱ「！はいっ」
中の様子が、どうしても重なってしまうのは仕方の無いことだって、分かってはいる。旧リヴァイ班、あの頃の光景と類似しちまうのは仕方ねぇ。
ただ、俺はこれ以上苦しい思いをしたくないと目を背けた。
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すみた先生(プロフ) - Gall〆Йさん» 温かいコメントどうもありがとうございます！アンケートの結果を見て考えたいと思いますので、もう少しだけ待っていて欲しいです。 (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
Gall〆Й(プロフ) - めっちゃ読みたいです！ (2021年3月27日 14時) (レス) id: 451d341f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2020年12月12日 14時
