拒絶 ページ12
リヴァイ「っ……」
『……ぁ……』
おれ、今なんて…………
『違う！んなこと思ってねえよ！なぁリヴァイ、違うんだよ……！』
リヴァイ「……出て行け」
『っ！…………ごめん』
扉が閉まる音は、俺とリヴァイの間も隔ててしまった。
ﾓﾌﾞﾘｯﾄ「A副長！ご無事でしたか……」
『……』
ﾓﾌﾞﾘｯﾄ「？どうか、されましたか」
なんであんなこと言っちまったんだよ……
ﾓﾌﾞﾘｯﾄ「A副長……？」
『っ……！あ、あぁ……モブリットか……悪かったな行けなくて』
ﾓﾌﾞﾘｯﾄ「……副長がご無事で何よりです」
あぁ……そんな事思ってねぇくせに……俺は役立たずだけど地位だけはあるからって……
『もう……俺には関わんないでくれ』
ﾓﾌﾞﾘｯﾄ「は……？ちょっとA副長！」
走った。兵舎の廊下なんて走ったことなかったのに。
『はぁ……はぁ、っ……ごめん……リヴァイ、ごめん……！ごめん……』
嫌いじゃねえよ……どれだけ救われたことか……俺が戦えんのは全部あいつのおかげなのに……なんで……あいつを傷つけて……
『くそやろう……やくたたず……死んじまえよ……俺なんか……おれなんか……
わたしなんか……』
もう嫌だ。あんな気持ちになるのはもう嫌だ。
気持ち悪くて、体の芯から冷えきる。ヌメっとした感触も、人の体温も、顔にかかる吐息も、Aと呼ぶ声も。全部、いらない。
感覚なんて……感情なんて……
この残酷な世界ではお荷物だ。
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すみた先生(プロフ) - Gall〆Йさん» 温かいコメントどうもありがとうございます！アンケートの結果を見て考えたいと思いますので、もう少しだけ待っていて欲しいです。 (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
Gall〆Й(プロフ) - めっちゃ読みたいです！ (2021年3月27日 14時) (レス) id: 451d341f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2020年12月12日 14時
