止まらない ページ11
『あれはコニーだろ……何勘違いしてんだ……』
一向に止める気配をみせない震え。俺はある部屋に立ち寄った。
『……リヴァイ』
リヴァイ「！……何だ」
さっきあんなこと言っといて都合良すぎだと思うが
『俺を、殴ってくれ……』
リヴァイ「……は？」
我ながらイカれたことを言ってる自覚はある。でもこれしかないんだ。
『俺を殴ってくれ。お前に殴られりゃ目も覚める』
リヴァイ「お前に必要なのは休息だ。ここの所動きっぱなしだったろ、1度体も頭も休めろ」
『このまんまじゃ休めねえよ……！』
俺に必要なのは休息じゃねえ。痛みだ。痛みを感じれば甘ったれた考えも無くなるから……だから
リヴァイ「……無理だ。殴られてぇならお前を恨んでる奴から殴られて来い」
『お前だって俺を恨んでんだろうが！！！』
あぁ違う……なんで俺は思ってもねぇこと……
いや……、思ってなかった訳じゃねえ。考えないようにしてただけだ。
リヴァイ「は？」
『お前も俺を恨んでんだろ！10年前から！ずっと！』
ｻﾞｻﾞｯ……
「兄貴！A！」
「ったくお前はいっつも危なっかしいな……」
ｻﾞｻﾞｯ……
リヴァイ「何を……言ってやがる」
『俺のせいであいつらが死んだからっ！お前だってずっと俺を』
リヴァイ「あれは俺の責任だと言ったはずだ」
あれ、なんだこれ……
『違ぇ！俺がお前を殴ってでも止めてりゃイザベルとファーランが死ぬこともなかった！！』
リヴァイ「……やめろA。お前は疲れてる」
『俺を恨んでんなら殴ってくれよ！俺はオカシイんだから！』
リヴァイ「恨んでない。お前は疲れてるだけだ」
『黙れっ！黙れ黙れ黙れ！俺のこと騙してたんだな！？』
なんだよ……止まってくれよ……今なら謝れる……
リヴァイ「おいっA！」
『触んな！また俺を壊す気か！？させねぇ、あんなこと二度とごめんだ！』
リヴァイ「Aもういい、」
閉じろ。口を閉じろ。……早く、早く！言っちまわないよに……早く！
『てめぇなんか大っ嫌いだ！！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみた先生(プロフ) - Gall〆Йさん» 温かいコメントどうもありがとうございます！アンケートの結果を見て考えたいと思いますので、もう少しだけ待っていて欲しいです。 (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
Gall〆Й(プロフ) - めっちゃ読みたいです！ (2021年3月27日 14時) (レス) id: 451d341f0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみた先生 | 作成日時：2020年12月12日 14時
