Detective Boys 5 ページ45
与謝野「どうすンだい?唯一の手掛かりが………」
福沢「………」
福沢社長が机に置かれていた写真を持って乗る気ではない江戸川の許に行き、写真を置いた。
福沢「乱歩、出番だ」
江戸川「………やらないと駄目?」
国木田「乱歩さん、ここはどうか………」
やる気のない江戸川を見つめていた凛夜は隣に座っていたドイルに目線を向ける。その目線に含まれた意味に気づいたドイルはニヤリと笑う。
ドイル「仕方がありませんね、Japanese名探偵はやる気がない。でしたら、英国が誇る名探偵コナン・ドイルが代わりに解きましょう!」
江戸川「ドイル………」
ドイル「そして彼を恙なく連れ戻せたら………福沢社長さん、私と一緒に甘味を食べましょう!あと凛夜さんには褒めて欲しいです!!」
そう云って福沢が置いた写真から敦の居場所を推理しようとしたドイルの裾を江戸川が掴む。
ふぅ、やっとやる気を出したか。
江戸川「…………ふん、君に任せなくても僕がやるから引っ込んでてよ!」
ドイル「おや、それは残念。どうやら今回は私の出る幕はないようですね」
ドイルから手渡された資料を受け取った江戸川は『超推理』を使い、敦の居場所を推理し始めた。
「お前が出ると江戸川がやる気になるから助かるな」
ドイル「oh,私を便利道具のように言わないでください」
江戸川「敦君が今いる場所は__________」
此処だ、と江戸川が指を指した場所は海だった。そして俺のパソコンに映し出されている発信機の位置と全く同じ場所。
アイツ、実は異能力持ってるんじゃないのか?
江戸川「速度は東南東に20節。公海へ向け進んで居る。死んでない、今はね」
国木田「っ、船か_________!」
福沢「輸送先は海外か」
流石な探偵社でも国外に運ばれてしまったら手の出しようがない。だが、発信機が海を指しているということは、泉鏡花も船に乗っている。
福沢「港に社の小型高速艇が有る。今出せば間に合う」
福沢から小型高速艇の鍵を受け取った国木田は会議室から走り去った。それを見届けた凛夜はクスッと微笑む。
泉鏡花が船に乗ったのは敦を助け出すためだろうけど、船には芥川も居る。その状況をどうするのかも____________君次第だよ、敦。
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赤い桜模様の猫 - 僕的には、マフィアとの流れも気になります!続きお願いします♪ (2016年7月9日 14時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
藍斗 - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます 更新頑張ってください 応援してます (2016年6月30日 1時) (レス) id: 668560919b (このIDを非表示/違反報告)
天猫美菓(プロフ) - オリジナルフラグ対象作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年6月25日 13時) (レス) id: 62e3382ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*夜桜* | 作成日時:2016年6月25日 0時