【文豪ストレイドッグス】1人の青年は探偵と出会う(弐)【男主】

Detective Boys 3 ページ43

江戸川「社長〜、善いのほんとに？」


福沢「………何がだ、乱歩」


江戸川「何がだって、理屈でいけば………」


福沢「仲間が窮地助けねばならん________それ以上に重い理屈がこの世に有るのか？」


流石な江戸川も福沢社長にそこまで云われてしまったら反論する気もないようだ。納得はしていないようだが………。


福沢「国木田」


国木田「はい」


福沢「三時間で連れ戻せ！」


国木田「はい！」


拐われた敦の捜索を開始した国木田達に凛夜は依頼者である幕僚に電話をかけていた。電話に出た幕僚に仲間が拐われたから数刻待ってほしいと簡潔に伝える。


「ということで待ってくれないか？」


「はぁ、数刻だけだぞ」


「あぁ、分かっている」


話が分かる幕僚で良かったが、もし此処で文句の一つでもあったら………社会的な死か大人しく待つかを選ばせていたところだ。

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