人を殺して死ねとて 1 ページ31
国木田「太宰が行方不明ぃ?」
ドイルと話していたら、国木田の呆れた声が聞こえてきたので其方を見れば何やら焦った表情を浮かべる敦がいた。
敦「電話も繋がりませんし、下宿にも帰ってないようで」
国木田「また川だろ」
賢治「また土中では?」
乱歩「また拘置所でしょ」
流石、自 殺マニア。見事なまでに誰も心配していない。二人に至っては自 殺スポットを言っているし………。
ドイル「あの世に逝ったのでは?」
「なら、葬式をやる準備でもするか」
敦「お二人とも………楽しそうに話してますが、太宰さんに限って死ぬのはあり得ないと思いますよ」
心配している敦には悪いが、太宰の居場所は朝のうちに分かっている。昨夜、太宰を誘拐した奴がいたとの情報があった。
そして誘拐した犯人も既に分かっているが、あそこだったら太宰自身が何とかするだろう。
だから、俺とドイルは心配してない。
「幾度なく自 殺して未だに死んでない。そんな奴が簡単に死ぬとは思えないから心配するだけ無駄だぞ」
敦「でも………」
谷崎「ボクが調べておくよ」
そう云って入ってきたの芥川と対峙した時に怪我を負ってしまった谷崎であり、あの時の傷は見る影もなく綺麗に治っている。
敦「谷崎さん、無事でしたか!!」
「流石、与謝野の異能力だな」
ドイル「………貴方、何回解体されたのです?」
ジッと見つめていたドイルがそう聞いたら谷崎はピシッと石のように固まる。その表情は病人かと思うくらい真っ青だ。
触れてはいけない領域だったか?
谷崎「よ、四回」
あー、と国木田達から同情の眼差しを向けられている谷崎は思い出してしまったのか頭を押さえ、軽く震えだした。
264人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤い桜模様の猫 - 僕的には、マフィアとの流れも気になります!続きお願いします♪ (2016年7月9日 14時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
藍斗 - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます 更新頑張ってください 応援してます (2016年6月30日 1時) (レス) id: 668560919b (このIDを非表示/違反報告)
天猫美菓(プロフ) - オリジナルフラグ対象作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年6月25日 13時) (レス) id: 62e3382ed6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*夜桜* | 作成日時:2016年6月25日 0時