Murder on D Street 2 ページ2
そう言いご機嫌でコツコツと歩き回っていた、江戸川は敦が拾おうとしていた本を踏みつけた。
敦「乱歩さん、その足元の本を横の棚に戻さないと」
江戸川「これは失礼。はい、どうぞ」
本から足を退けて、早く戻しなよと言いたげな表情で敦を見る。
いや、自分で戻せよ。
敦「…………」
同じことを考えているのか敦の表情がどこか呆れているように感じた。
そんな敦の代わりに国木田が本を拾い棚に戻した。
国木田「頼りにしていますよ、乱歩さん」
江戸川「そうだよ、国木田!君らは探偵社を名乗っておいて、その実、猿ほどの推力もありゃしない。皆、僕の能力『超推理』のお零れに与っているようなものだよ?」
江戸川乱歩__________能力名『超推理』
事件の情報を聞き、眼鏡をかけるだけで事件の真相が分かってしまう能力。
殆ど詐欺のような異能力だが、実際コイツは__________。
皆に褒められ気分が良さそうに笑う江戸川に俺はそっと目を細める。
まぁ、アイツよりは可愛いものか。
国木田「小僧。ここはいいから乱歩さんにお供しろ。現場は鉄道列車で直ぐだ」
江戸川「あ、君も来てよ」
「俺もか?」
江戸川「僕の部下なんだから一緒に行くのは当たり前だよね」
こんな自由奔放な奴と殺人現場に行くとか…………正直言って変な疲れが溜まりそうだ。
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赤い桜模様の猫 - 僕的には、マフィアとの流れも気になります!続きお願いします♪ (2016年7月9日 14時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
藍斗 - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます 更新頑張ってください 応援してます (2016年6月30日 1時) (レス) id: 668560919b (このIDを非表示/違反報告)
天猫美菓(プロフ) - オリジナルフラグ対象作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年6月25日 13時) (レス) id: 62e3382ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*夜桜* | 作成日時:2016年6月25日 0時