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沖田side


二日前に拾ってきた夜兎族の女。


道でフラフラしてると思ったら大怪我していたため、救護のやつに治療させた。


夜兎族だからか、傷の治りは異常にはやく、二日たったらもう目を覚ました。



救護のやつに聞いたところ、致命傷ってやつで、普通の奴だったら死んでただろうって。



「な〜んで拾っちまったんだろうねィ。」


空を仰いだ。


雲ひとつないあの日とは真逆の星空だ。



夜兎族といえばあの万事屋のクソチャイナ。



面倒な奴を拾ってしまったと思った。



土方のヤローには適当に何か事件に関わってるって踏んでるなんつー嘘をついて。


______俺は何がしてぇんだろう


「A、後で挨拶終わったら俺のところな〜。見廻り連れてってやらぁ。」


土方は俺がAとわざと仲良くして、情報を引き出そうとしてるとか、そんなことばっかり考えてるだろう。



そんな面倒なことはしようとも思わねぇ。


「総悟、挨拶終わったヨ。夜なのに見廻り行くネ?地球のお巡り大変アルな。」



向かいの廊下から歩いてくるA。


チャイナ服のスリットの間からは、艶かしい脚が色気を放って見え隠れしている。


その色気とは反対に、性格は子どもっぽい。


じっと見つめていると、Aが首を傾げてきたので、しまったと思い、頭をガシガシと掻きながら話題を探す。



「近藤さんは、良いやつでしょ。仲間思いなんでさァ、あの人は。」



それから、屯所の入り口を出て、夜道を二人で歩いて行く。



「さっき挨拶しただけでもそれは分かったヨ。
勲ごっさいい人ネ。
僕、感動したヨ。地球に来て、あんな心の優しい男にあったの初めてヨ。」



Aは少し優しい笑みを浮かべて言った。



実は、俺は内心コイツを疑っていた。


今までも、コイツと同じような境遇で被害者を装って屯所で隊士を斬りつけた奴がいたからだ。


近藤さんの優しさをネタに、あの人の懐の深さを利用し、仲間を斬った。


俺や土方が成敗したには変わりないが、スッキリしないのは、近藤さんが怒らないことだ。


そりゃ、仲間が斬りつけられたことには許さないとマジでキレた。


でも、自分が利用されたことにキレることはなかった。


「皆は勲が好きなんだネ。」


沖田「何ででィ?」


「突然現れた天人に殺気出さなかったのは勲が初めてヨ。僕、少しの殺気でも分かるヨ、総悟も十四郎も出てたネ。殺気出てないのは心がホントに優しい証拠ヨ。」


Aは笑顔で言った。

漆→←伍



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あき - そのままでお願いします。 (2017年10月16日 14時) (レス) id: bd03d7ffae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - 紫乃李さん» なんか、バグってしまって(--;)すいません (2017年7月9日 20時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃李(プロフ) - 大丈夫ですか?!大変ですね!! (2017年7月9日 20時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - すいません、41と42が消えてしまったので、後々復活させます! (2017年7月9日 20時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - 切子@常に眠いさん» そうですね、副団長です。元々は神威くんと幼なじみです (2017年7月6日 11時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:泡沫 x他1人 | 作成日時:2017年6月30日 16時

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