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拾玖【キャバクラ大乱闘篇】 ページ21

沖田side




銀時「いいか、Aにセクハラしようとした輩は全てこいつで排除だ。」



「「オッス」」




新八「テメェら、何やってんだァァァァァァァ!!!この店潰す気か!!」




メガネが俺たちを殴った。



沖田「Aの太腿に釣られておっさん共はこいつの餌食でさァ。」




俺らの手のなかにはナイフが握られている。




Aをおっさん達に渡す訳にはいかねぇ。




新八「ハァ...本当、アンタらAちゃん好きすぎでしょ。」


すると、土方と旦那は"は?!"と顔を赤くした。



土方「そんなんじゃねぇし、何?お前斬られたいの?」



銀時「え?何?じゃあ土方くんはAのこと好きじゃないんだ。じゃあ銀さんが貰っちゃおうかな。」



沖田「旦那、アンタの後ろにはいっつもこいつが突きつけられてるってこと忘れねェで下せェ。」



冗談、冗談と旦那は苦笑いした。



なんで俺がAのことに対してムキになるのかは俺でも分からねぇ。



だが、Aを拾った時、俺は少しドキッとした。



雨に濡れた顔が余りにも綺麗で...




一目惚れ.....か?



でも、Aと他の男が仲よさそうにしてるとイライラすんのは事実。



どうしちまったんでィ、俺は。




銀時「兎に角、Aはおっさんの手から守るぞ。」


「「オー」」



早速、来たお客に指名されたAと旦那。



旦那はさっきから目が血走っている。



沖田「旦那、もしかしてAに一目惚れですかィ?」




銀時「あ?......あ〜、ま、まぁ。そんなもんよ。」


照れたように頭をガシガシと掻く旦那。


沖田「旦那には渡しませんぜ?うちの娘は。」



そう言うと、旦那は、過保護なご家庭で、と苦笑いした。


早速接待が始まったが、既に旦那は一本ナイフを投げていた。


パー子「あら、ごめんなさ〜い。お客様の手の方へ手が滑っちゃってェ〜。アタシ、パー子。よろしく」


よろしくじゃねェよ。


殺気駄々漏れじゃねェか。


俺は自分の客へ向き直ると、今度は土方の顔面に血管が浮き出ているのが分かった。



テメェもかよ。



向こうで愛想笑いしているA。



地球に来たばっかりで、真選組に入ったばっかりのあいつに、




地球のお巡りとクソニートは既に餌食になっていた。



それは無自覚か、それとも計算か。




「ドンペリ一本入るヨ〜!」



笑顔でそう言うAを見て、少し微笑んでしまった俺は




あいつの無自覚な罠にはまっちまったかもしれねェ。

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あき - そのままでお願いします。 (2017年10月16日 14時) (レス) id: bd03d7ffae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - 紫乃李さん» なんか、バグってしまって(--;)すいません (2017年7月9日 20時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃李(プロフ) - 大丈夫ですか?!大変ですね!! (2017年7月9日 20時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - すいません、41と42が消えてしまったので、後々復活させます! (2017年7月9日 20時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - 切子@常に眠いさん» そうですね、副団長です。元々は神威くんと幼なじみです (2017年7月6日 11時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:泡沫 x他1人 | 作成日時:2017年6月30日 16時

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