4話 ページ6
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ころん side
お昼休み、教室でさとみくんと喋りながらお弁当を食べていた。
こ｢でねぇ〜！って、さとみくん？聞いてる!?｣
さっきから一生懸命喋っている僕を無視して、さとみくんは、教室の端っこをぼーっと見つめていた。
こ｢もぉ〜僕を無視して何見てんの？
なんか面白いものでもあんの？｣
僕もさとみくんの視線の先をおって見てみると、そこにいたのは、喋っている2人の女の子。
こ｢えっ！？さとみくんもしかして…！！｣
さ｢いや、チゲぇーよ。｣
僕の頭をｶﾞｼｯと掴み、否定するさとみくん。
こ｢いてて…痛いから！離して！｣
痛い頭を抑えながら、内心ガッカリしていた。
好きな子だと思ったのに…とまだ落ち込んでいる僕をさとみくんはまた無視して喋りだした。
さ｢ほら、あの子｣
と指を指すその先には、右足にたくさんの傷がある、笑うととても可愛い女の子の姿があった。
さ｢あの子さ、香山Aっていうんだけど。
いつもどこか怪我してんだよね。
聞いてみても、妹と喧嘩してできたんだって言うけど、どう見ても切り傷なんだよ。｣
そう言われて彼女の足を見てみると、確かに何か刃物で傷つけたような切り傷がたくさんだった。
こ｢へぇー虐待？｣
さ｢それはないと思う。｣
こ｢なんで？｣
さ｢虐待だったら、殴ったりもあると思うんだけど、アザができてないから。｣
こ｢見えないところを殴ったってことは？｣
さ｢それだったら、見えないところを傷つけるだろ。｣
確かに。
見えないところを殴っていたとしても、見えるところに刃物で傷つけるのは、おかしい。
こ｢じゃあ、どうして？｣
さ｢自分でつけたんじゃない？ ｣
こ｢えっ…？それって……｣
そう、とさとみくんは続けた。
さ｢Aさんって、自傷行為をしてんじゃないかなって。｣
こ｢えっ…｣
同じくクラスにそのようなことをしている人がいることを知って、僕はすごく驚いたし、
少し、ショックだった。
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K - おつころと書かれていますが正しくはころおつです…でもでも、めちゃめちゃ面白かったです♪ (2020年1月13日 23時) (
レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
あーと - 最近、時間の合間に見てます！更新頑張ってください！絶対最終話まで見ます(ﾟ∀ﾟ) (2020年1月13日 21時) (レス) id: 86c077b51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餅月 | 作成日時：2019年12月28日 13時
