僕が愛するから。【ころん】

1話 ページ3

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最初は、ただかまって欲しかっただけなんだ。



痛みなんてどうでもよかった。
見た目なんてどうでもよかった。



怪我をしていれば、心配してもらえると思った。

弱っていれば、そばにいてくれると思った。





けど、そんなことなかった。



最初に切った右足は、傷でいっぱいになって、
肌の色なんかちっともわかんなくなった。



それから、左腕も切るようになった。



『かまって欲しい。』



そんな思いはもうなくて、
いつの間にか



『死にたい』



になっていた。





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