21話 ページ24
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ころん side
『っ、ごめんなさい…!!』
僕の腕を振り払ってAは教室を飛び出して行った。
君の出ていった扉をボケっと見つめる。
こ「クソッ」
ゴンッ
Aの隣の席の奴の机を殴った。
なんで、なんで…
こ「そんなにさとみくんがいいのかよ…!」
僕が左手首を握った時、Aは一瞬だけど顔を歪めた。
そんなに嫌だったのかなぁ…
僕に触られるのが。
さとみくんとはしっかり手繋いでたのに…
嫌われてるのかなあ…
せっかく仲良くなれたと思ったのに…
こ「僕、嫌われるようなこと、したのかなぁ…」
僕の頬をあつい、あつい涙が流れた。
窓の外を見ると、夕焼けが綺麗だった。
風になびかれたカーテンが涙が流れる僕の頬を撫でた。
夕暮れのなか、校庭を走っていくAの姿が見えて、
こ「ッ…」
余計に涙が溢れた。
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K - おつころと書かれていますが正しくはころおつです…でもでも、めちゃめちゃ面白かったです♪ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
あーと - 最近、時間の合間に見てます!更新頑張ってください!絶対最終話まで見ます(゚∀゚) (2020年1月13日 21時) (レス) id: 86c077b51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:餅月 | 作成日時:2019年12月28日 13時