13.日の出は慣れ ページ13
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…目を覚ます。
目を開けた途端、眩しい光が彼女の眠気を覚ました。
昨日の出来事を流れるように思い出すと、自然にため息が出る。
思い出すだけでも疲れてしまう。
そう思えるほど昨日は濃い1日だった。
「ふぁ〜…。」
欠伸をしながら体を起こす。
涼しい風が肌にあたり、気持ちの良い朝だ。
彼女は外に出る。
ちょうど日の出だったその時を、見逃すのは少し残念だ。
その選択は間違いじゃなかった。
とても綺麗な日が彼女の視界に広がる。
「お、A。もう起きてたのか。」
突然の声に彼女の肩が、びくっと震えた。
ゆっくりと振り返る。
「…フライパンか。おはよ。」
「おい、かってなんだよかって。」
少し残念そうな顔をして、彼…フライパンは彼女に近づいた。
「昨日の今日で疲れてるだろ？もう少し寝ててもいいんだぜ？」
「逆に目が覚めちゃったの。日の出も眩しくて。」
彼女は太陽に視線を向けると、自然に目を細めた。
「…なるほどな。日が眩しいのはそのうち慣れる。
あっちを見てみろよ、皆んなぐっすりだ。」
Aはホーム・ステッドの方を見た。
…確かにぐっすり。起きる気配さえ無い。
彼女の横顔を見て、フライパンは口を開く。
「な？言ったろ？…もう慣れだ、慣れ。」
「…そんな事言ったら、ここでの生活は慣れなきゃいけない事ばかりね。」
「ふはっ。まあ、間違っちゃいねーな。」
あ、そーいえば。
と、彼は何かを思い出したかのような声を出した。
その声と顔に、彼女は首を傾げる。
「…A。お前今日から仕事選びするんだろ？」
「…あーそういえば昨日アルビー言ってたね。」
「今日は俺の所で働かねーか？ニュートにお前を紹介された時から思ってたんだ。」
「え、うん。…いいけど、フライパンの仕事場ってどこだっけか。」
Aは、仕事場を聞いてから決めようと思っていた。
…最初は。
まず、仕事選びとは試しに一通りの仕事をするという事だ。
なので、ここで断っても結局はやる事になるのだから同じではないか。
…そう思ったのだ。
しかし、彼の名前は覚えていたものの肝心な職場を忘れてしまった。
…彼の答えを聞こうと耳をすます。
「ん？もう忘れたのかよ。俺の仕事は……
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未確認生物(プロフ) - あの、メイズランナー大好きです。私も書きたいと思ってます！ (2021年1月19日 21時) (
レス) id: 1ab2c3b0b2 (このIDを非表示/違反報告)
めろん - はい！頑張ってください！待ってます！ (2019年6月20日 17時) (レス) id: 5764f95332 (このIDを非表示/違反報告)
おわに(プロフ) - ありがとうございます！更新は遅めですが、これからもよろしくお願いします！！ (2019年6月17日 22時) (レス) id: 418a4a3702 (このIDを非表示/違反報告)
めろん - 更新楽しみにしてます！ (2019年6月17日 22時) (レス) id: 5764f95332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おわに | 作成日時：2019年5月13日 2時
